原則に戻る

こういう場合こそ,パフォーマンスチューニングの原則に戻るべきだ.すなわちアルゴリズムや設計レベルで高い性能が出るように設計するのが第一で,実装の細部に依存するチューニングは二義的なものに過ぎない.多くの場合はチューニングによる若干の性能向上よりは可読性やメンテナンス性の方がより価値がある.例3などはこれにあたり,

  • 本当にチューニングが必要になるまではチューニングするな.
  • 計測するまでは何も信用するな.

の原則に基づき,その危険性とのトレードオフを考慮しながら最終手段として利用すべきものだ.