日本の現状を変える方法ってないの?

昨日の続き.

「Re:日本の現状を変える方法ってないの?」
現状を変えるのに必要なコストと、海外に出るコストを考えれば答は出るんじゃないかな。なにもこの国に義理立てする理由はないんだから。たぶん、40年以上前、新幹線がまだ無かった頃の 田舎と東京の関係と、今の国内と海外の状況は似ているんだよ。

当時は大阪から東京に行くのでも、鉄道ならほぼ1日がかり、値段もかなり高価だった。東京と地方とでは、同じ日本とはいえ、今よりズット訛りも違えば、食べ物も風習も違っていた。当時の 田舎じゃ本家スジがどーのとか、地主の家がどーのといったうっとうしい人間関係がグチャグチャで、因習に縛られてても、地続きの東京に出て働くコトには大きな壁があったんだね。

それが交通網も発達して、夏冬の趣味のイベントに全国から人が押し寄せるくらいになっていく過程で、東京に暮らす、働くコトの壁も減っていって、田舎からは人がドンドンドンドンいなくなってった。村ごと消えたところだって珍しくない。


同じことが、日本と海外でも起き始めているんだよ。今はまだギリギリ海外で暮らす・仕事することに不安を持つ人の方が多いだろうけど。

太平洋渡るのだって10時間かからない、チケットだって安売りなら5万円くらいである時代になったんだから、行ってみればなんとかなるって肌で判るようになるだろう。そのときに、国内にとどまる魅力はどれだけ残ってるといえる?美味しい魚や季節の移ろいとかっていっても、それがタップリあったはずの田舎は寂れていってるよ。しがらみと因習を変える手間をかけるくらいなら、逃げた方がマシだったってこと。

炭鉱で賑わった夕張市が、人口減のあげくに財政破綻したように、少子化や海外脱出で日本がドンドン過疎化して、最貧国になる日もやってくるよ
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=326973&cid=990494

なるほど.

悲しいけど,これが極東の島国の現実なんですね.*1

*1:実際には言葉の壁があるから話はこんなに簡単じゃないけれど,それが無ければとっくに現実になっていてもおかしくない話だ.