「悪い人」を採らないための三つの方法

http://nvc.nikkeibp.co.jp/members/COLUMN/20061024/107440/

いささか表現は露骨になるが、「居るとマイナスの効果を会社に与える人」を便宜上、「良い人」に対応して、ここでは「悪い人」と呼ぶ。

露骨なんだろうか?
定義が曖昧すぎて,「悪い人」が具体的にどんな人物なのかは不明なままだ.

「今日の面接のためにどんな準備をしましたか」という質問だろう。事前に準備をきちんとするような人は、仕事でも結果を出せる場合が多い。

面接の準備ねえ...慣れた人なら準備はほとんどなしでも平気だろう.その企業についての知識なら,応募する前にとっくにチェックしているよね.本当に事前準備する人なら,はたして個々の企業レベルで準備するだろうか?*1

「最近読んで一番ためになった本は何ですか。内容を1分くらいで説明してください」といった質問も有効だ。チームで仕事をする上で欠かせない論理性やコミュニケーション能力がこの質問の答えでわかる。

いや専門書の内容を一分で説明しろって,そりゃ無茶ってものじゃ.
それに本当に良く勉強する人はいつも勉強しているし,本も山ほど読んでいる.本当に良い名著なんて,もう十年も前に読んだ.「最近読んだ本」という縛りをかけるということは,「最近出たばかりの本の中で」と言ってるに等しい.しかも最近は出版業界の体力が低下しているせいか,出版のペースもおちてきているように思う.「最近出た中で比較的マシだった本について,バカでも分かるくらい簡単に端折って説明する」ことに,一体どれだけの意義があるのだろう.

周囲をあまり気にせず、マイペースでじっくり味わって食事をする人は要注意というわけだ。

「早メシ早グソ芸のうち」ですか?それは流石に論外だろ.*2

その応募者が以前の会社を円満に辞めているのであれば、元上司へのヒアリングには快く応じてくれるはず。照会を渋るようだったら、何らかの問題を起こしている可能性がある。

可能性だけならね.とはいえ,問題を起こしてない場合でも,紹介を渋る理由ならいくらでもあると思うけどね.


ところで,その上司の能力や上司の証言の真偽については,一体どうやって裏付けをとっているのだろう?上司が常に有能で,絶対に問題を起こさないなどと,なぜ言えるのだろう?

*1:中高生で,「定期テストの前日に,どんな勉強をしましたか?」と聞くようなもの.勉強していない人ほど,前日に必死になって一夜漬けをする.

*2:この業界だと,早メシの人は多いと思うけど,それは別の理由による.また体には非常に良くない.