オレオレ「プログラマーの生産性」論

http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2007/02/post_ef85.html

渡辺千賀サマの「日本発のソフトが少ないのは日本人が英語が苦手だから」を読んでいるうちに、日本のプログラマダメダメ論になりそうなので、

元ネタの方は「日本のプログラマダメダメ論」などは一言も言ってないと思うが。「プログラムは悪くなくても,英語ができなければ日本初で世界進出は無理」って話.「英語さえできるようになれば世界に通用する」とすれば技術力は高いってことで,むしろ技術力は認めているのだ.技術力がダメな人は英語ができるようになっても,やはりダメだろう.

  • 顧客へのシステム導入後12ヶ月で計測した1000行ごとの不具合報告で、日本は最も高いレベルにあった
  • プログラマ一人が一ヶ月で書けるコードの行数も、日本に優位性あり

どっちも無駄な指標だろう.これをもって「優秀だ」「いや,そうじゃない」という議論は時間の無駄です.*1

これはまるで料理人の生産性を「一人の料理人が一時間に果物の皮を何個分むけるか」で計るようなもんです.しかも果物の種類も大きさもてんでバラバラ.ある人はミカンを手で向いているかと思えば、他の人はリンゴをナイフでむいている.他の人はジャガイモを皮むき器で剥いている.しかも料理人にとっては皮むきは本質ではない.

*1:あるある大辞典」じゃないんだから………