「技術偏重が生産性を阻害,改善の極意を製造業に学べ」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070406/267645/

答:失敗に終わる.*1

ここで,次のような疑問が浮かぶかもしれない。「IT業界のプロジェクトは,システムという目に見えない製品を単品生産する。決まった製品を大量生産する製造業界と比較しても無意味ではないのか」。

何度も指摘されている通りで,正にその通りです.

データ項目やユーザー・インタフェースといった詳細を見れば単品生産かもしれないが,現実にはほとんどの業務は業界ごとに共通している。だからこそ,ERPパッケージ(統合業務パッケージ)が普及しているのだ。

「ほとんどおなじ」ではあるがカスタマイズが入る.そのカスタマイズの規模によっては最初から作り直した方が安くて良いものができるのがソフトウエアの特徴だ.*2そして,日本の顧客はカスタマイズを頻繁に入れるから,ERPパッケージが普及しないのだ.

日本のIT業界には,「技術力さえあればメシが食える」という個人主義的な考え方が根強い。

ウソをつけ.

日本のIT業界には技術力を評価する習慣がない.その結果引き起こされる技術力の低下が,いまの日本のIT業界が抱える最大の課題だ.

以下,時間の無駄なのでバッサリ省略.

信長的IT屋は淘汰される

えーっと,

  • 種子島に鉄砲が伝わると,それが戦争の有り様を一変させると見抜き,鉄砲隊をいち早く組織.これにあわせて戦術も一新.
  • 常備軍を組織.それまでの常識を覆して,農閑期に限らず一年中いつでも戦争を仕掛けられるようにした.
  • 長期戦のための補給部隊を新設.これにより籠城戦は攻撃側有利に変わった.

などの改革を行う改革者は,今の閉鎖的な日本のIT業界では目の上のタンコブだから,古い価値観に凝り固まった不合理の固まりである抵抗勢力によって排除される.

というお話でしょうか?

警察も見事と言うべきか、薬事法違反の件を一気に解決する。
「罰金は20万円ほどなんだから、もう終えようやと言われ、詐欺に遭ったことで落胆していたので、ついつい供述書にサインしてしまったのです。しかし、これが20万円どころではない、大変なことになってしまいました」
次の日の朝刊で「村岡社長逮捕」「いんちき商品で3億円荒稼ぎ」などと出てしまったのである。
「メガネは一切売れなくなり、最後には国税庁が来て会社にあるものを全部、税金のかたに持っていってしまいました。再び一文無しになってしまったのです」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20070510/124455/

*1:歴史は繰り返す.実に懲りない連中だ.

*2:実はハードでも同じ.4人乗りの4ドアセダンを6人乗りのRV車に「仕様変更」した場合はカスタマイズでは済まない.