タイトルに偽りあり:「日本の生産性を見直せ 1 〜 労働生産性は米国の7割」

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/a/79/

何しろ日本人は働き者というイメージがある。

働き者じゃないでしょ.無駄な残業が多いだけ.

ところがその実態は、米国の7割程度しか労働生産性がなかったということなのだから。

そんなものと思われる.やたら時間だけ長くて何も決まらない会議とか,E-mailも満足に使えない管理職とか,経営のイロハも知らない経営者とか.三歩歩いて二歩下がるのが日本的経営では.

システム会社は、企業から導入したいシステムの希望を聞いて、それに適応するソリューションシステムを開発して納品する。ところが現実には、よその会社とまったく違うシステムというものはそれほどない。業務内容がある程度似ているのだから、そこで利用するシステムも類似点はあるのは当然のことだろう。

まあ,概ねその通り.

このため多くの国ではシステムを次第にパッケージ化し、むしろそれに合わせて業務のやり方を変えていく、ということが90年代に広く行われた。

は?
「そうしなければならない」と,ずーーーーーっと昔からいわれ続けてきたが,未だに変わってないのが日本企業なのでは.

 ところが、日本のシステム会社は発注を受けたら、一品料理のようにその都度、テーラーメードのシステムを開発して納品しているのである。たとえ以前、類似するシステムを開発していたとしても、ゼロから開発したような顔をして、高い金額を請求している。これは企業だけではなく官公庁や東証のようなシステムでも同じである。

それは逆では.

一見ほとんど同じなのに細部で次々とカスタマイズ要求を出してゼロから開発した方がむしろ安くなるのに,それさえも許してくれないのが日本企業.だから現場が苦労する.あと東証くらいになると,ほぼ完全にオーダーメイドでは.

システム会社が“サイバーゼネコン”化し、それとともに彼らもまた競争力を喪失し、世界では勝負できないドメスティックな会社となってしまった。

競争力がないのも国内専業*1なのも事実だが,それは技術力がないからだし「サイバーゼネコン」なんて怪しげな物はどこにも存在しない.

*1:「domestic:家庭の,国内の」くらい日本語で書けよ.こんな技術者モドキがいるから,「IT技術者は訳のわからない横文字を使って顧客を煙に巻く」なんて偏見が生まれるんだよな.ブツブツ.