株価と採用

http://d.hatena.ne.jp/rawlow/20070909/p1

当時私が転職した際は、結構な大企業ので働く山師気味の奴が一攫千金狙って、給料下げてやってきたものだ。そういう気概のある人?がいなくなった。

単に日本のベンチャー文化の弱さが露呈しただけか,それこそGoogleさんに根こそぎ取られてるだけかも.

こんなことをツラツラ考えてると、上場企業の株価ってのは、わりと真実を現すものなのかしら、と思ったり。Web関連が冴えない理由は、株価に織り込まれた成長性が剥がれてきているのが一番大きいだろうから。

成長性ってのは株価だけじゃなくて、採用にも影響あるような気がしてくるわけで、なんだろう、、株価と採用人気度って相関あるぽいなとか思ったり。

売上などは遅効指標なのに対して株価は先行指標.この後の成長性に対する期待値が現れる.

新卒/中途に関わらず,応募者は過去の利益に関しては,おこぼれに預かれないので意味がない.影響するのは自分がそこに入社した後に,どれだけ自分にプラスに働くかという期待値.

よって株価と採用人気の二つに因果関係が無いけれど,高い相関関係があっても驚くに値しない.

良くないのは自社の魅力が落ちていて、昔のように安い給料で優秀な人材が確保できないにも関わらず、過去の栄光にすがって給料を渋るパターン。これだと人が集まらないから本当にジリ貧に追い込まれると思うのですよね。

多くのIT企業で「人不足」と叫んでるそうだけど,それって正にこのパターンじゃないかなあ.人事部の中に引き篭もっていると,世間の動きなんて全然見えないわけだし.