はてな「現在マイナビ・リクナビなどで企業を探していますが、正直もの足りません。」
http://q.hatena.ne.jp/1201438175
正確には転職じゃないんだが.
情報学部の就活生です。
今のところWeb関連に強い興味があり、神戸・大阪近辺で就職活動を行っています。現在マイナビ・リクナビなどで企業を探していますが、正直もの足りません。
第一にIT業界は極端な東京一極集中で,他の地域の仕事はほとんどないようだ.
第二に,情報学部で真面目に勉強した人間を満足させられる企業が,日本に一体いくつあることか.
転職サイト:http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20070711/p1
「日本企業はやっぱり違う」
上とも関係するけど,
やはり日本の顧客は特徴的で面白い。
- 要求仕様があいまい
- 業務分担があいまい
- 契約があいまい
- パートナーといいながら、下請け
- 発注主は殿様。下請け間でよきに計らえ
である。
http://remote.seesaa.net/article/79044622.html
考えてみると、日本の曖昧な境界線のなかで下請けが奉公することで仕事を受注する関係というのは、会社間にとってはいいのかもしれないが、エンジニアには大いに危険が伴うのだ。
どういう危険かというと発注元の要求が肥大化したときに抑えられない。そしてその要求はどこに行くかというと、営業とかプロジェクトマネージャーではなくて、末端のエンジニアやその下請けのエンジニアなのである。
そして、不景気や過剰な競争になると、受注することがすべてになっていくので仕事は選べず、発注元の要求もひたすら受けなければならない悪循環に嵌っていく。
かくして、境界線の無い日本の末端エンジニアはデスマーチに突入していく、という筋書きなのであるなあ。
http://remote.seesaa.net/article/80035121.html
昨今の不景気で,このリスクは鰻登り.
この現実を見ても,それでもIT業界*1に進みたいなどと思うものだろうか.
このリンク先のブログ記事で紹介した「共通フレーム2007(SLCP-JCF2007)」およびその前提の国際規格「ソフトウェアライフサイクルプロセス規格(ISO/IEC 12207)」についてはどう考えられますか?
とくにJUASというユーザ企業側のIT業界団体も絡んでいますし、
なんだそりゃ.聞いたこともないぞ.
私は昨日セミナーを受講して、ユーザとベンダ間の契約や役割分担にまで踏み込んで「共通言語を作る」という意義は非常に大きいと思いました。
無駄.
昔からそういうことをいう輩はいたが,問題は「共通言語を作る」というような幻想ではなく,下請け苛めの防止や技術者の地位向上,そのための発注者側の意識改革及び技術力向上などだから.
単なる「共通言語を作る」とか「お互いの歩み寄り」なんて言ってる段階で失敗確定.*2