「YouTubeがまだJASRACと契約しない理由」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/14/news116.html

今このタイミングということはこの件以外にも、なんらか別の意思、意図があるということなのか?

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://ascii.jp/elem/000/000/124/124864/

完全に思いつきなんだが,ひょっとしてJASRAC包括契約の違法性を問い合わせたのはgoogleだったりするのかな?

  1. Googleは検索分野における独占的地位を占める巨大企業である.
  2. Googleが合併や買収を行う際は常に独禁法違反にならないか確認し,司法省の許可を得る必要がある.*1
  3. 「第二の「悪の帝国」となるのでは/いやならない」という話題に事欠かない.だから日本での独禁法違反行為が格好の攻撃材料になる恐れもある.

そういうGoogleならば過去の独禁法裁判についても造詣が深く、独占企業による「包括契約」の違法性や米国におけるMSの判例*2も当然のように知っていただろう.共に独占的地位にあるGoogleJASRACが「包括契約」を結ぶことが日本の法律に照らして違法ではないか事前に確認する作業が,Googleの通常の手順に含まれていたっておかしくないと思う.

そして問い合わせを受けた公正取引委員会

  1. 包括契約にお墨付きを出すか
  2. さもなくばJASRACに立ち入り検査するか

という二者択一を迫られたんじゃなかろうか.*3


ところで,

(1)過去に投稿されたコンテンツの適正化

ここでいう「適性化」とはどういう意味だろう.「削除要請の有無に関わらず全て削除しろ」なのかな.

*1:米国の法律は専門外なので,間違いはあるかも.

*2:http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/at_doj_ms950821.htm#%81i%96%F3%82T%81j

*3:まあ,あくまで「考え得るシナリオの一つ」でしかないんだが.