技術立国(笑)の人材枯渇

http://university.main.jp/blog7/archives/2009/11/post_824.html

この積み上げの継続が一旦中断されると、人材が枯渇し、次なる発展を担うべき者がいないという《取り返しのつかない》事態に陥る。

これは本当.

IT業界を見てればよくわかる.教育をする側もされる側も分かってない人が大多数を占めるから,あらたな人材を育てることもできず,*1 ソフトウエア産業ではシリコンバレーに周回遅れでついて行くことさえままならない.

 現在進行中の科学技術および学術に関する予算要求点検作業は、当該諸事業の評価において大いに問題があるばかりではなく、若者を我が国の学術・科学技術の世界から遠ざけ、あるいは海外流出を惹き起こすという深刻な結果をもたらすものであり、「科学技術創造立国」とは逆の方向を向いたものである。

本当に優秀な人ならそうだろうね.

それ以外の大多数は技術者や科学者を廃業して,別の仕事をすることになるか,首を吊るはめになるだろう.


それで問題なのは,その結果日本には一体どんな産業が残るというのかということだ.そこの国家戦略が今の日本にはなかった.というより日本には今までずっと戦略などなかったと言った方がいいかな.

http://b.hatena.ne.jp/entry/university.main.jp/blog7/archives/2009/11/post_824.html

  • id:law 科学 資源のない日本が科学技術立国を目指すのは当然だと思うんだけど、科学者側も結構野放図にお金を使っていた印象があるんだよなー。

たとえば地球シミュレータなんかで見ると,野放図に使っていたのは政治家/お役所とSIerだと思うぞ.技術者や科学者は蚊帳の外.

*1:育てる気があるかどうかさえ疑問だが.