口蹄疫ネタ:南日本新聞,日刊現代,読売新聞

これはひどい ×3と


昔はこんな酷い奴らが相手でも,マスメディアを独占されていたために役人は何一つ大衆に訴えることはできなかったんだよなあ.*1 今はTwitterやブログでいくらでも情報がダイレクトにやってきてるってことを,マスコミはまだ理解してないのだろうか.マスコミがインターネットを驚異に感じるのも当然だわな.
http://twitter.com/higashitiji
http://ameblo.jp/higashi-blog/
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/chiji/kaiken/index.html

本日までに、新たに15例確認。殺処分対象は、28454頭。場所は川南町、高鍋町新富町。これまでの累計126例、殺処分対象114177頭。

http://twitter.com/higashitiji/status/14203988068

こういう風に淡々と数字を並べられると説得力が違う.

追記

先日の定例記者会見で僕が発言・答弁した内容が、一部切り取られて偏向的に報道されたらしい。そういうメールや書き込みを全国から多数頂いた。

どの部分がどのように報道されたかは分からないが、記者会見の内容全ては県HPの動画で見れるようになっている。

また、その記者会見の内容を忠実に書き起こしして頂いた方もおられるようで感謝を申し上げたい。何が正しくて何が間違いか? 情報の受け手が公平・公正に判断出来る時代である。特に、ネット系の情報ツールが発達した今日、最早、メディアがバイアスがかかった報道をすることは不可能な時代なのかも知れない。

http://ameblo.jp/higashi-blog/entry-10540019967.html

南日本新聞の前田ですけども」

http://d.hatena.ne.jp/ippei_mt/20100518/1274185636

前田「南日本新聞の前田ですけども、知事の仰っている非常事態宣言にレベルがあるっていうのが、今初めて聞いたんですけども、もう非常事態そのものじゃないんですか。11万頭も牛と豚がやられて、3000億の農産物産出額の1200億であるものが、もう潰れかけているわけですよ。だから、非常事態宣言の中にレベルがあるとかですね、ちょっと普通に理解できないんですけども。それから風評被害ですけども、風評被害というのはものがいっぱいあって、それが流通して、それに対して消費者が変に遠ざかっていくものが風評被害だと思いますけども、物が出てこない状態になりかねないということになっているわけでしょ。だから、風評被害あるということはある意味ではまだありがたいことかも分からない。つまりそれぐらい危機だと言うふうに思っているんですけども、知事のお話を聞いているとどうもそのあたりのお話が出てこないからですね。それから今後のことについてお聞きします。防疫対策一所懸命やってますけど、このまま今の方法を続けるのか、それともワクチンなのか、それとも強制処分なのか、一定時期の中で。これは検討されてますか。」
前田「どうされますか。」
前田「まだ?もうぼちぼち11万頭きているわけだから」
前田「いや、家畜伝染予防法ではですね、その主体(多分この単語)は知事なんですよ。知事なんです。知事なんですよ」
前田「だから、知事がどう思うか、どうされるかっていうのが一番なんです。」
前田「国じゃないんですよ。国じゃないんですよ。自分の」
前田「いやいやだからお金のこと言っててもいましょうがないんですよ」
前田「簡単に言ってないです。簡単言ってない。言ってない言ってない。」
(以下略)

まるで警察の取り調べを受けてるみたいだ.

「あなたが痴漢したんですね.答はハイかYESで御願いします.」みたいな.記者や警察官は暇なので,相手がYESと答えるまでいくらでも時間をかけて同じ質問を繰り返す.貴重な時間を割いている知事はいつまでも付き合っているわけにはいかない.

結果論は怖い

「普段の下痢」…宮崎県が口蹄疫発生見逃し
特集 口蹄疫

 宮崎県内で被害が拡大している口蹄疫を巡って、農林水産省が最初の感染疑い例を確認した3週間前の3月下旬、同県家畜保健衛生所が、感染した水牛を診察しながら発生を見逃していたことがわかった。

 同省などによると、同県都農町で水牛を飼育する農家から、かかりつけの獣医師を通じ、県家畜保健衛生所に「水牛が発熱している。牛乳の出も悪い」という連絡があったのは3月31日。

 この日のうちに同衛生所の職員は立ち入り検査を実施し、4頭の水牛に発熱や下痢などの症状が出ているのを確認した。しかし、「普段の下痢」と判断して口蹄疫の可能性を疑うことなく、通常の風邪の検査をしただけで、同省にも報告しなかったという。

 この水牛農家から南東に600メートル離れた繁殖牛農家では4月9日、口の中がただれた牛が1頭見つかった。同衛生所はこの時も口蹄疫と見抜けず、20日に「最初の感染事例」として発表した。このため最初の水牛についても22日に血液の遺伝子検査を行った結果、ようやく23日に口蹄疫の感染疑いが判明したが、この時点で既に5例の感染(疑い含む)が発覚していた。口蹄疫の検査結果は通常、1日か2日で判明するため、もし3月末の段階で実施していれば4月初旬には拡散防止対策がとれたとみられる。
(2010年5月18日07時50分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100518-OYT1T00016.htm

たぶんこの話をしているらしい.

これは全くの論外ですね。1例目も6例目も初期の臨床症状では口蹄疫と判断するのは無理で獣医師には全く問題ないと専門家も言及。言われの無い非難です。RT @EnterFree @hideoharada 一部マスコミで口蹄疫を疑わなかった獣医が悪いとの論調があるので心配しています。

http://twitter.com/hideoharada/status/14168405792

おそらく,そういうことなのだろう.

人間でもくしゃみをしたら最初に疑うのは風邪.くしゃみをした人間を全員集中治療室送りにしてたら医療が麻痺する.しかも,そのくせ日本ではサービス残業続きで深刻な睡眠障害や頭痛があっても鬱病を疑っちゃいかんということになってるんだよな.それこそ過労自殺でもしない限り鬱病認定は受けられない.

日刊現代

日刊ゲンダイ ・ 社会/東国原浮かれ知事に天罰 口蹄疫大被害と疫病神知事 お笑い芸人失格人間を知事に選んだ宮崎県民に責任があるのに国の税金で救済は虫が良過ぎないか

http://twitter.com/nikkan_gendai/status/14204177431

これ,まさか公式なの?見事な釣りというべきか.

*1:そういう意味では,マスゴミの政治家叩きは「弱い者イジメ」でもあった.相手が反論してこないし名誉毀損で訴えられる心配もないと分かってるからこそ,傍若無人に振る舞ってこれたのだ.