奴隷所有者への手紙,予告から1日で解雇

元奴隷から奴隷所有者への手紙

http://d.hatena.ne.jp/okemos/20100812/1281538829

ですので我々は、あなた様の誠実さをお示しいただく為に、私達があなた様にお仕えしました時間の賃金をお送りいただきますようお願いすることにいたしました。これにより昔の事を忘れ、許し、そしてこれからあなた様の正義と友情に頼ることができるようになるでしょう。私はあなた様に忠実に32年仕えました。マンディは20年です。私には月に25ドル、マンディには週に2ドルとして、我々の収入は11、608 ドルとなります。そのお金をアダムズ・エクスプレスによりオハイオ州デイトンのV・ウィンターズ様気付でお送りくださいませ。


意訳するとこんな感じ?

IT技術者:偉そうなことを言うなら,今までの給料と残業代くらい払ってからにしろ,ゴルァ!!

まあ日本(のIT業界)では珍しくもなんともない話.*1


アンドリューNDR114 (創元SF文庫)

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*2

2工場の全従業員240人、予告から1日で解雇

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100812-OYT1T00040.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100812-00000040-yom-soci
http://blog.livedoor.jp/ii_iiiiii/archives/51662065.html
メモ

繊維加工業の「ケイエッチ」(本社・東京)が、7月末で山形県鶴岡市内の2工場を操業停止とし、計240人の従業員全員を解雇していたことが11日わかった。

 鶴岡公共職業安定所によると、従業員が解雇予告されたのは7月30日で、同31日付で解雇された。労働基準法は、解雇予告から実際の解雇までの期間が30日未満の場合、解雇予告手当の支払いを定めており、今回は平均賃金のほぼ1か月分に相当するが、10日現在、すべて未払いという。

 庄内労働基準監督署は、現状が改善されない場合、同社を労働基準法違反(解雇予告手当の不払い)の疑いで行政指導する方針。

 同安定所によると、同社の工場は、鶴岡市日出と西荒屋の2か所にあり、女性服の縫製などを行っていた。福島県相馬市の工場も閉鎖し、150人の従業員を解雇したという。

 同安定所の菅野恵次所長は「これだけ多くの従業員を一度に解雇するのは異例で急すぎる」とし、ほかの縫製業への就職相談や面接会などを計画している。

 工場閉鎖について同社は「担当者がいないため、コメントできない」としている。

訴えが認められても,一ヶ月分の給料しか保証されないんだけどね.やれやれ.

*1:さすがに給料未払いは珍しい ……… のかな??残業代は「何それ美味しいの?」状態だけど.

*2:原作では,この手紙みたいな雰囲気だったな.生存権さえ与えられてない一奴隷が,権利と人格を持つ「人間」として認めてもらうまでの物語だから.