「いっしょに仕事をしたいプログラマ 5つの特徴」

http://d.hatena.ne.jp/tagomoris/20110608/1307502071
定期的に出るネタ.同意できる側面もあるし異論もあるだろうけど,個人的には30点.

  1. その人が書いたソースコードが公開されている
  2. バージョン管理システムを適切に使っている
  3. 複数の言語のコードが公開されている
  4. その言語のコーディング規約や慣習に従う
  5. 人のコードにパッチを送る

1と3と5は,日本のプログラマには余暇がないから難しい.某社の20%ルールみたいなのもないし,仕事で書いたものは絶対に公開できないしな.公開を前提にするとプロのプログラマーは全員無視されるんじゃないかと.
2と4は求めるスキルが低すぎ.バージョン管理を使ってない環境で仕事したいとは思わないけど,バージョン管理なんて簡単なツールなんだから,仮に知らなくても存在を教えられれば基本操作なら5分で覚えられる.コーディング規約にいたっては,日本には糞規格が多すぎる.

「複数の言語を学ぶべき」というのなら強く同意するが,まあ主要な要因ではないな.一つの言語でも使いこなせる人の方が,沢山知ってるけどろくに使いこなせない奴よりずっと良い.

他に「複数言語」については年齢にもよるかな.20歳かそこらの若い人が2〜3の言語しか知らず,うち使えるのが一つだけというのは,許容範囲だろう.*2 逆に年齢はそこそこ行ってるのに,使える言語がいつまでたっても1個だけというのは,ちょっと気をつけた方がいいかも.歳を食ってて経験の長いプログラマーなら,いくら何でも二つや三つの言語は触ってるだろうから.

  • id:hyakuhyaku その人が1人で作ったものがあれば、中身を見なくてもある程度はわかるんだけど、オープンソース丸パクリとか、マイナーライブラリ呼んでるだけとかいうパターンもあるのでなかなか油断できない
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/tagomoris/20110608/1307502071

これは強く同意.


だからこそ,公開してる/してないとかの基準はあまり意味が無い.コードの質が重要.


改訂新版 Cプログラミング診断室

改訂新版 Cプログラミング診断室

http://www.pro.or.jp/~fuji/mybooks/cdiag/
たとえば,こういうコードを書くプログラマとは一緒に仕事したくない.まともなプログラマーには悪い冗談にしか見えないかもしれないが,事実は小説よりも奇なり.こういうプログラムを書くプログラマは実在するのである.

*1:「いいコーディング規約は死んだコーディング規約だけだ」

*2:大学行ってれば5個やそこらの言語は触るし,知ってるだけなら二桁いっても普通だけど,使いこなせるのはそんなに多くない.