「オリンパス従業員の皆さんへ」

http://www.olympusgrassroots.com/jp/letter.html

オリンパスの犯した「損失隠し」は、手口が巧妙で、長期間且つ巨額です。 既に判明したものと、それ以外にもあるなら早急に全てを明るみに出し、「これで全てです。もうありません。」と言う状態を短期間に確立する必要があります。問題はそれを果たして社会が信じてくれるかどうか、と言う点です。現経営陣のクレディビリティが完全に失われているからです。これが当面最大のハードルです。

私はこの課題をクリアするにはウッドフォード氏の復職しか道は無いと思います。ウッドフォード氏は7月号のFACTAと言う経済雑誌に暴露された「オリンパスの無謀なM&Aによる巨額損損失、反社会勢力との関係?」と言う記事を見て、オリンパスの役員の中、唯一人「万が一も事実であれば大変なことだ」と、密かに行動を起こしました。そして説明のつかないM&A関連の巨額支出が、13億ドルと言う驚愕すべき巨額な株主価値の毀損につながった、と言う事実を把握(その時点では過去の損失隠しが目的であった、とまでは理解していなかった)し、現経営陣に辞任を迫り、解任されました(このいきさつは多くの皆さんが知らされていない部分があり、別途詳しく説明します)。ウッドフォード氏はその勇気、使命感、信念の強さを世界中から絶賛されています。海外の大株主がオリンパスに対してウッドフォード氏の復職を迫っているのは「彼が言うことなら信じられる」と考えているからです。彼に復職を願い、完全に膿を出し切り、再出発の必要最低条件を早急にクリアする。これがまず第一のハードルです。

英語のニュースを拾い読みしててもそういう記述が散見されるような.

彼を除けば歴代全ての経営幹部がこの犯罪の主犯と共犯者なわけで,信用しろという方が無理な話.

UK fund manager Baillie Gifford & Co, which says it holds more than 4 percent of Olympus, said CEO-turned-whistleblower Woodford should return to the helm of the company.

"What Olympus needs now is a thorough clean-up and we believe Michael Woodford is the best man for the job," Baillie Gifford partner and its head of developed Asia equities, Elaine Morrison, said in a statement.

"The current management of Olympus has been discredited by its original response to Mr. Woodford's allegations and its poor communications with shareholders. We expect all directors or employees linked to this wrongdoing to be dismissed and have their ties to the company severed."

http://www.reuters.com/article/2011/11/09/us-olympus-idUSTRE7A702X20111109


http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_339571
http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_331594