「品質に厳しい組織で、なぜ品質が劣化するのか?」

http://d.hatena.ne.jp/szk-takanori/20111218/p1

なんか的外れすぎる気がする.

品質に厳しい組織で、なぜ品質が劣化するのか?

ということ。

レビューを強化したり、テストを強化したり、品質分析を強化したりと、いろいろな対策を打っているにも関わらず、品質が維持されるどころか、劣化することがあります。

それは「品質に厳しい組織」なのではなく「品質管理部門が肥大化した組織」なのではないかと.


「品質管理部門」とは,高い品質のものの品質確認はできるけど,どれだけ管理部門が大きくなっても品質の低いソフトウエアが高くなることはない.そして品質管理部門が肥大化して現場を軽視する組織においては,現場の人の質が低下した分だけソフトウエアの品質も低下し,品質監視部門は低品質を確認するだけの組織に成り下がる.(経験者談)

3. 「レビュー」ではなく「検討会」を
最近、「レビュー」は難しいなって思っています。
レビューは、なにかしら「できたモノ」を評価することになりますが、人間、できたモノがあると、そこのフォーカスで物事を考えがち。そうすると、重要であっても書かれていない部分の問題は、見逃してしまいがちなんですよね。

レビューって言うからコードレビューかと思った.検討会という名の老害向け懇親会には意味は無い.

コードレビューにはやるだけの価値はあるが,スキルのない組織においてはコードレビューは機能しない.結局は人.

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20090628/p3
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20061026/p1

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20090204/p1

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/szk-takanori/20111218/p1

  • id:raf00 個人的な体験としては、肝心のプロダクトの「品質」そのものよりも「品質管理」に対しての品質保証をしてしまっている会社が散見されたりしてた。
  • id:yohei プロセスを強化しても直接的には品質は上がらないんだけど、プロセスの強化はやりやすいからどうしてもそっちに流れちゃうんですよね
  • id:tockri 忙しい→ミスをする→なぜミスが起こるのか→チェック体制強化→余計に忙しくなる→ミスをする
  • id:myogab もっと根本的に、上が下へと責任転嫁してるから、組織全体が責任回避体質になるんだよ。結果として不採用になっても、指示通りに動いセクションをきちんと評価してれば、次に繋がるだろうに。リスク分散の概念が逆。
  • id:pc4beginner しかしながら開発にパートナーを大量に雇い作業を進めると、責任の押し付け合いがあるのでこの「画に描いた餅」はまず実行されない。殆どのITベンダーは先にこれを解決する必要が有るし、やってる組織は伸びている。
  • id:mtkys バグ密度やら品質指標が定められていて、品質評価ノ段階で基準外になっちゃったからバグを捏造するwっていうのは聞いたことありますね(^q^)
  • id:naoswave 直接的に誰が品質を高めるのか?について当人が忘れてしまうというのがありがちなパターンかなと思ったりする。チェックやガイドラインをあてにしたり、沿ってりゃOKとかやりだしたら品質はたぶん下がるだろうなあ。
  • id:pasokonta そりゃあなた、それは、ソフトウェアは人間がつくっているからだよ。(と言いたい気持ちを飲み込みつつ、唯々諾々と報告書を書く私)


ほぼ0でしょう.

というか,開発現場でもソースコードを「読める」人材は枯渇してきた感が.