IT業界に逝くことになる君たちへおくる(かもしれない)、新入り社畜向け書籍5冊

http://www.fringe81.com/blog/?p=1496http://blog.layer8.sh/ja/2013/03/26/10-books-you-must-read-before-joining-a-it-company/ に刺激されて.
半分くらいはネタです.*1 *2

‥‥なんなんだよもう,この常駐業務って奴は.人間性を破壊し正気を失わせる.窓のない部屋に大人数を押し込め,夜昼関係なくこき使って,私物は没収,外部との連絡も許さないとか.これじゃあ,これじゃあまるで.

奴隷じゃないか.

http://book.akahoshitakuya.com/b/4048868535
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20120815/p1
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20101018/p1
えーっと,知ってる人には説明不要な,ぜんぜん萌えないのに炎上する「萌えるSE残酷物語」,ラノベの皮をかぶったIT業界ノンフィクションです.最強最悪超リアルに地獄の客先常駐を描いた7巻は,表紙からし缶詰なのです.

地獄に逝く前に IT業界に入る前に,これを読んでデスマの雰囲気に慣れておきましょう.*3


内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 (ペーパーバックス)

http://chalow.net/2006-05-04-2.html
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20111014/p1


日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス)

日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス)

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20091130/p2
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20091207/p1


リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

http://www.chikawatanabe.com/blog/2012/02/leanstartup.html
ベンチャー起業家向けの本だけど,なんで日本でアジャイル開発が失敗するかの理由の何割かもこの部分にあると思う.経営がウォーターフォールでドンガメなので,開発をどれだけアジャイルにしても日本企業相手では豚に真珠になるのですね.とても興味深い本でした.


イノベーションのジレンマ 増補改訂版 Harvard business school press

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 Harvard business school press

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9E
IT業界に限らず繰り返されてきた,大企業による破壊的イノベーション失敗の本質を突いた書.


IT業界を例に取れば,なぜ「ビッグブルーIBMはPCを作れなかったか.なぜゼロックスのPARCはワークステーションを出せなかったか.そして,なぜMicrosoftはインターネットで後手後手に回るか.
今現在でいうと,Kindleがまさに破壊的イノベーションの代表だと思う.紙の書籍市場という既存の市場を破壊している真っ最中.


あとは携帯軍曹さんの話も必読かなあ.
http://mssi.blog29.fc2.com/blog-entry-830.html
http://www.geocities.jp/project_the_tower2/gikomona/desuma.html

「PRESS ENTER」や「コの業界のオキテ」もか.
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/pressenter/all_entrylist.html


http://karetta.jp/book/okite
http://www.pro.or.jp/~fuji/mybooks/okite/


「京都某IT会社事件の判決文」
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-9c85.html
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20111201/p1



*1:つまり残り半分はマジなのです.

*2:気に入ったら買っても良いけど,好みもあるから自己責任でね.

*3:注:経験者はトラウマを呼び起こされて吐き気を催したり,会社に行きたくなくなったりすることがあります.