PC遠隔操作ウイルス事件の容疑者逮捕(その14)

警察による5人目の誤認逮捕事件も,一段落した感じ?ほとんどあたらしい情報は見当たらない.警察はさっさと釈放して謝罪しろよ.

「遠隔操作プログラム、同僚PCから発見される…片山被告弁護団が会見」

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130909-OHT1T00203.htm

パソコン(PC)遠隔操作事件で、威力業務妨害の疑いなどで逮捕・起訴された元IT関連会社社員・片山祐輔被告(31)の弁護団は9日、会見を開き、遠隔操作に使われたとされるプログラムと同じものが「被告の職場の同僚のPCからも発見されていた」と明らかにした。弁護団が開示請求した検察の調書に書かれていたという。

 捜査当局は被告の職場からPC19台を押収。弁護団によると、調書には、被告のPCから発見されたプログラム「iesys.exe」が、少なくとも1人の同僚のPCからも発見された、と書かれていた。同僚も事情聴取を受けたが、関与を否定したという。主任弁護人の佐藤博史弁護士(64)は「被告人はむしろ遠隔操作された被害者のひとりの可能性が高い」と主張した。

そういう重要なことを警察は今まで黙っていたのね.

ウイルスを作ったのがK被告である根拠が,また一つなくなるから.*1

  • id:Mukke だとするとどうしてそんな中片山さんだけを逮捕して起訴に踏み切ったのかという話なわけで,もうなんというか「誰でもいいから逮捕しとけ!」という理由で逮捕したと考えないとまったく辻褄が合わない。
  • id:T_Tachibana 通り魔などの凶悪事件でもないのに、何故7カ月も拘束されなければならないのか。この国の司法は頭が悪いのではないか。
  • id:norinorisan42 警察、検察も誤認逮捕で恥かきたくないという自分の面子にこだわって、冤罪事件を繰り返すのだとしたら、それこそが恥ずべきことだと気がついてほしい
http://b.hatena.ne.jp/entry/hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130909-OHT1T00203.htm

「共同、朝日記者を起訴せず PC遠隔操作事件取材で 東京地検

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130823/crm13082316320013-n1.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130823-00000553-san-soci
http://security.slashdot.jp/story/13/08/23/1317223/
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130823/k10013990651000.html

パソコン遠隔操作ウイルス事件で、真犯人を名乗る人物の犯行声明に使われたメールのサーバーに不正ログインしたとして、警視庁などの合同捜査本部に不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検された朝日新聞社の記者3人と共同通信社の記者2人について、東京地検は23日、起訴猶予処分とした。

 東京地検は5人が不正アクセスした事実は認定したが、処分理由を「報道目的だったことなど事案の性質・内容に加え、反省の度合いなどを総合的に考慮した」としている。

 捜査関係者によると、5人は昨年10〜11月、犯行声明の送信元に使われたフリー(無料)メールのサイトに無断でアクセスしたとして、今年6月に書類送検された。5人は犯行声明の内容からパスワードなどを類推し、メールの送受信記録を閲覧したという。

 朝日新聞社東京本社の森北喜久馬社会部長は「犯行声明が本物か否かを確かめるために接続した。記者の行為は正当な取材の一環」とコメント。共同通信社の石亀昌郎社会部長は「法に触れる可能性があったとしても、事件の真相に迫るための取材活動であったことは明らか。捜査当局に理解を得られた結果だと考える」とコメントした。

えー,あれのどこに事件の真相に迫る取材活動があったのよ.報道目的を口実にすれば,クロい物もシロくなる。


無実の一般市民は数ヶ月監獄に閉じ込めて,警察関係者やマスゴミはお咎めなしですか.クズですなあ.

「上田人道人権大使のシャラップ発言までの日本外交と代用監獄問題」

http://kousyoublog.jp/?eid=3006

「大阪 うその捜査書類作成か」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130821/k10013915401000.html

大阪市内にある警察署の警察官がインターネットカフェで起きた窃盗事件で、実際には店員が容疑者を見つけたにもかかわらず、警察官が発見したなどとするうその捜査書類を作成していた疑いがあることが分かり、警察は、虚偽公文書作成などの疑いで捜査しています。

警察によりますと、ことし2月、大阪・都島区インターネットカフェで女性の客の財布を盗んだとして、店員が50代の男を取り押さえ、店内のトイレから被害品の財布も見つけ、警察に通報しました。
通報を受けて、都島警察署地域課の警察官が男を交番に連行しましたが、上司の30代の警部補は捜査報告書を作成する際に「部下の警察官が男を発見し、事情を聞いたところ容疑を認めた。さらに捨てられた財布も店のトイレで見つけた」などと記載していたということです。
また、男の供述調書にも「警察官に職務質問され、盗みが発覚した」などとうその記載をしていた疑いがあるということです。
ことし6月、検察から補充の捜査の要請を受けて別の警察官が調べた結果、記載が事実と違う疑いがあることが分かったということです。
警察は虚偽公文書作成などの疑いで、捜査書類が作成された経緯について捜査を進めています。

*1:仮に職場の誰かが犯人だとすれば,自分のPCよりは他人のPCにインストールするよなあ.最低でも二人以上にインストールしておけば自分への容疑を誤魔化せる.まして遠隔操作ウイルスなら,職場の同僚である必要さえ無い.