「内定辞退、修羅場でむき出しになる人事の本性 」

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2802Y_Y4A420C1000000/

  • id:toksato 内定どころか就職(労使契約)しても労働者は自由にやめられるんだから、法律的に問題ないのは当たり前。だが、だからこそ嫌な顔されるのも当たり前だと思うけど。期待してた人に突然やめられたらそりゃそうよね。

激しく同意.

嫌な顔については,されたくなければ待遇あげて引き留めればいいんですよ.出す物も出さずに引き留めようという魂胆が浅ましい.

  • ヒロユキ 「アホか、おまえは …… これから、コウソク旅行に行くんやんけ …… 」
  • タカシ 「コウソク旅行 ? 」

コウソク旅行 …… 「高速」ではありません、「拘束」です。拘束旅行とは、内定を出した学生が他の銀行に逃げないように、数日間どこかの場所に缶詰にすることを目的としたもの。家に戻った頃には、銀行の「X デー」は終了しており、事実上、内定者は拘束旅行に参加した銀行に就職せざるをえない状況になっているという、世にも恐ろしい慣習です ( ちなみに、東京採用の同期に聞いてみると、東京採用組では、泊りがけのよな露骨な拘束旅行はなかったようです。大阪ならではの、「悪習」だった可能性高し。大阪商人の考えること、おそるべし …… )

  • タカシ 「じゃ、今日はどっかに泊まるってことですね …… なんだぁ、金八先生見逃したぁ(T−T)( まだ言うか ! )。ちょっと、家に電話しときますよ、しばらく帰らないって …… 」
  • ヒロユキ 「あっ、ちょっと待てや ! 電話するんやったら、話す内容を横で聞かせてもらうさかい」
  • タカシ 「なんで ?」
  • ヒロユキ 「ほかの銀行に電話されたら困るやん …… 」

私は本気で、「アホか、こいつは …… 」と思いました。しかし、当時はそういうことを平然と、かつ真剣にやっていたのです。私の大学からの内定者は私 1 人でしたので、ヒロユキは常に私の横で「マンツーマン・ディフェンス」をしていました。ホンマに、暑苦しいっちゅうねん ……

────── 何でも買ってよし ! ──────

その後、私たち内定者はトム・クルーズの「デイズ・オブ・サンダー」という映画を無理やり観せられ ( 結構面白かった …… )、6 時になると観光バスに乗って、京都と奈良の県境にあるリゾートホテルに連れて行かれました。

「内定されたみなさん、このホテルはわが銀行と某企業による共同開発プロジェクトによって建設された、次世代型リゾートホテルです。これから 2 日間、ここでゆっくりと就職活動の骨休めをしてください ……」

見渡すと、そこは夢の楽園。ゴルフ場に、テニスコート、豪華なプールにジャグジーまでついています。当時はバブルの絶頂時。こんな人里離れたへんぴなところに、超豪華なリゾートホテルを建てまくっていたんですね、この銀行 …… こりゃ、破綻するわけだ ……

しかし、当時学生だったわれわれにとっては、そこはまさに異次元の世界でした。これから飛び込む金融の世界というのは、こんな大きなプロジェクトを実現していく、夢のステージなんだと確信するのに十二分な経験だったのです。

「さぁ、食事のあとはテニスでもプールでもボウリングでも、好きなことをしてください」

連れてこられた学生の大半は、スーツ姿で着の身着のまま。着替えさえ持っていません。

  • タカシ 「ヒロユキさん、テニスやれって言われても、ラケット持ってないんですけど ……」
  • ヒロユキ 「買えばええやん」
  • タカシ 「へ ?」
  • ヒロユキ 「テニスのラケットもシューズも、明日の着替えも、ホテルのショップで買うてええよ。けど、ゴルフクラブは借りろよ。クラブセットまで買われたら、たまらん ……」
http://www.daijob.com/columns/takashi/article/590

「この時期に辞退するとは不誠実やろ!」

内定切りしても企業側にはペナルティがないのに,内定辞退したら学生側にペナルティがあるって,どう考えてもおかしいよね.

「君1人を採用するのになんぼカネかかったか、わかっとんのか!」

それは必要経費.

 「今シーズンはなぜか内定辞退者が相次いでいるんです。学校推薦を受けた理系学生すら辞退してきた。いままでは考えられなかった。ウチのイメージが悪くなっているのかな、どう思う?」。ようやく解放されたのは、2時間後だった。

ひょっとして雇用がちょっとだけ改善した可能性も.*1

リーマンショック後,極端に冷え込んでいた雇用がちょっとだけ改善すれば,今までしかたないから来てくれた人もワンランク上の企業に行ってしまうでしょ.*2


人事は基本的に井の中の蛙で世間知らずだから,そういうことには極めて疎い印象.

「ウチは内定辞退が出ない前提で採用しているから、1人でも辞退が出ると大変。選考過程にも相当手間がかかっていて、コストは内定者1人あたり1000万円ぐらいかかっている。辞退されるとこれがパーになる」

完全に人事部側の都合でした.

一人当たり1千万かかるなら,人事部を廃止してエージェント使ってスカウトすればいいんじゃね?


或いは転職ボーナス500万出して優秀な人を一本釣りするのも可.

採用担当者の評価にも影響してくる。

人事の本音はここ.

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nikkei.com/article/DGXNASFK2802Y_Y4A420C1000000/

  • id:toksato 内定どころか就職(労使契約)しても労働者は自由にやめられるんだから、法律的に問題ないのは当たり前。だが、だからこそ嫌な顔されるのも当たり前だと思うけど。期待してた人に突然やめられたらそりゃそうよね。
  • id:tatsukaneko 採用する側、される側が平等だという意識が皆無なんだな
  • id:yuki_furu 入社3年目くらいで辞められることに比べれば、入社前に辞退される方がはるかに傷が小さい。
  • id:syuu1228 この場合、なんで向こうが怒っているのかを想像すればよくて、要するに人事の人が学生を逃すと会社から無能認定されて怒られるからこっちに怒ってくるって訳で、まぁお祈りすればよい:内定辞退、修羅場でむき出しに
  • id:mujou03 採用に金かかってるとかいう人もいるけど、それは必要経費に織り込んどけよと思う
  • id:fkatsya バブルの頃は内定辞退できないように+他の会社の内定を受けられないように豪華客船で内定者を海に連れだしたんだっけ(当時は携帯がなかった) あ、本文は読んでませんよ。
  • id:You-me バブルの頃を覚えている人事の人はいなさそうね。あの頃は内定辞退させないためにどれだけの手管が尽くされたことか

都合の悪いことは全部忘れたことにしてるのでは.

  • id:strawberryhunter 内定を受ける場合はいついつまでに返信くれって内容だったので、無視したら普通に内定取り消しの手紙もらった。もちろん怒られなかった。内定を出す方も断られる事を織り込んで、お祈りを保留しておくのが常識。
  • id:nyokkicond 内定辞退して怒鳴られたことあるけど怒鳴ったからってやっぱ御社に行きますってことにもならないしただその企業への印象が最悪になっただけだった。人事が誠実でない企業はダメだよ、やっぱ。
  • id:hate_flag メールでいいじゃん。文句言ってきたら「お前は今までに出したお祈りメールの数を覚えているのか?」でOK。メールで断られて文句を言えるのはメールで断ったことのないヤツだけだ!(目だけ出た仮面を被りながら)
  • id:fut573 録音してネットに投稿する人が出てからが本番。
  • id:tomymot あー自分もされたことある。B2Bならまだしも、客商売の企業でこれやると潜在的な顧客に対してイメージ最悪になるよ。冒頭のは京○ラかな?
  • id:nakakzs バブル期に某証券会社の都市伝説(内定辞退告げに行ったら軟禁されて無理矢理そこに内定辞退電話かけさせられたとか水ぶっかけられたとか)あったが、本当かどうか確かめられる時期なのかも。ネットの拡散付きで。
  • id:genosse 引く手数多の優秀な人に内定を出すから辞退が起こる。他から貰えなさそうな人に出せば良い。そういう人は確かに見劣りするかもしれないが、そもそもそういう人材を上手く育てるのも人事部門の役割だと思うのだが
  • id:grshb 貴重な人材を取り逃がした無能人事の皆様におかれましては今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

*1:バイトの例だけど,「人手不足:景気回復で奪い合い 時給1375円も求人難」 http://mainichi.jp/select/news/20140505k0000m020109000c.html

*2:リーマンショック前を100とすると,リーマンショック後に1にまで冷え込んでいたのが5になれば,相も変わらず不景気だけど「去年の5倍の『売り手市場』」になるわな.