弁護士マンガ「そこをなんとか」(Kindle版)

Kindle版の1巻が0円だったり2巻が100円だったりしたのでためしに買ってみた.なかなか面白い.*1

駆け出し新人弁護士の奮闘記.

特に推理物ってわけじゃないけど,飛び入りで依頼人がやってきて動機や手口など事件の詳細が少しずつ明らかになっていく過程は,推理小説っぽい雰囲気もあったりなかったり.

マンガだけに一応ハッピーエンドになるけれど,現実だともっと後味の悪い事件とかもあるんだろうなあ.たとえば2巻3話のラストではイヤな事実を知ることになるけれど,弁護士には守秘義務がある以上はそれ以上何もできない.話しちゃいけない.2巻1話の「婚外子の国籍取得制限」が憲法違反問題について,当時(2008年12月頃)ネットで話題になってたけど,そりゃこれなら違憲だろう.なんでこんな奇妙なルールがあるのか謎.不正な国籍取得を防ぐのをどうやって防ぐのかは,それとは別の問題.


本職の弁護士や裁判官や法学部の学生が見たらどのくらいリアルと思うのかな.法曹界の「なれるSE」みたいな感じだったりするのだろうか?


*1:なんでかと思ったら,ドラマがやってたのか.ふーん.