「プロから見て「日本の空港」は何がダメなのか」

http://toyokeizai.net/articles/-/77977
これはヒドイ.

まず、「改札通過」までに2つのプロセスがある。日本円現金の準備と切符の購入だ。簡単そうに見えるが決してそうではない。

訪日客は電車に乗るのに、乗車券なりICカードなりを買わねばならない。冒頭のパブで出会ったシティの証券マン氏のような「旅慣れた欧米人ビジネスマン」は疑いもせず、まっすぐ駅の自動販売機に向かったのだが、ここで大問題が発生した。

なんと、日本では「クレジットカードで普通の乗車券が買えない」のだ。

ここでいう「普通の」とはなんぞや.JRの券売機だと普通の券売機でも買えるし,空港行きバスなんかでも使えたはず.


日本人が他国に行く時に,日本の銀行キャッシュカードとJCBしか持ってなくて,たまたま泊まったホテルではJCBが使えなくて現金の引き出しも不可能だったら,この人の場合はそれを相手国に責任転嫁するのだろうか.*1

そもそも各国の通貨事情は様々,どこの国に行くとしても,最低限の調査をして,現金なりクレジットカードなり国際キャッシュカードなり*2 を用意するのは,「プロ」なら当然のことではないのか.しかも今ではその「調査」がスマフォやPCからネット経由で簡単に行える.端末がなければ有償のインターネット端末を借りることさえ今では難しくなくなってる.


日本は良くも悪くも治安が良くて現金大国だから,結果的にクレジットカード対応が悪いというのは考えられる話だ.なにしろその必要がないのだから.米国だと自販機や券売機でもクレジットカード対応が進んでいるというけれど,そうなる理由の一つは高額紙幣を自販機や券売機の中に入れておくと,壊して盗まれる可能性があるというのも一因だとか聞いたことはある.

*1:新生銀行だと国際キャッシュカードでもあるので,そのまま他国でも使えることが多い.

*2:一昔前だと「トラベラーズチェック」も候補の一つに入っていた.