「「青田買い」と「青田刈り」、どちらが正しい?」

http://news.mynavi.jp/news/2015/05/23/072/

青田買いのもともとの意味は、まだ収穫できない青い穂が実った田んぼを、収穫量を見越して先買いするという意味です。一方で青田刈りの場合は、青い穂が実っている収穫前の田んぼから、穂を先に刈り取ってしまうというのがもともとの意味でした。ちなみに後者の青田刈りは、敵方に兵糧を調達させないよう穂が青い内に米を刈り取ってしまい、敵方の戦力を落とすという戦国時代の戦術がその語源です。

これを企業の採用活動に当てはめて考えると、前者は優秀な人材を学生の頃(青い穂)から、将来性を見越して先に手に入れておくという意味につながりますが、後者の場合は人材を優劣問わず先に採用するという意味につながるため、本来の言葉の使い方から見れば前者を使うのが正しいということになります。

だからこそ日本企業の実態に合わせれば,「青田刈り」を使うのが語源的にも正解なのです.