MobileyeとTeslaの関係終了へ

メモ.

「テスラ、Autopilot主要技術メーカーとの関係を解消。今後は自社内開発へシフトチェンジの見込み」

http://japanese.engadget.com/2016/07/26/autopilot/

テスラが、Model Sなどに前方監視用単眼センサーを供給するMobileyeとの関係を解消すると発表しました。テスラは今後同センサー及びソフトウェアを社内開発していく見込みです。

 

テスラは関係解消をどちらが申し出たかについては明確にしませんでした。しかし、著名ハッカーであり現在Comma.aiで独自に自動運転車を開発するGeorge Hotzは、解消に動いたのはテスラの方だろうと推測しています。Hotzはイーロン・マスクCEOが現在よりも優れたセンサー技術、ソフトウェアの開発に取り組んでいると発言しており、そのためにAMDから凄腕エンジニアのジム・ケラーを呼び寄せたことで、Mobileyeに依存していた部分の内製環境が整ったと指摘しました。

「開発体制が整った」なのか「ほぼ開発完了した」のどっちなんだろ.

これから開発してたら,テスラの次期モデルには間に合わんのじゃないだろうか.この手の技術開発には時間がかかるものだから.*1


http://www.techtimes.com/articles/129418/20160201/tesla-hires-microprocessor-expert-jim-keller-to-join-autopilot-team.htm

なお、MobileyeはModel Sの事故が世間に知れ渡ったのと前後するタイミングでBMWおよびインテルとの提携を発表しています。このプロジェクトは3社の協力によって自動運転技術の開発を加速していくとしており、Mobileyeはセンサー技術を活かしたマシンビジョニングとディープラーニングによる認識精度向上を担当する見込みです。

「Mobileye、Teslaへの供給は現行のEyeQ3プロセッサで終了」

http://jp.techcrunch.com/2016/07/27/20160726mobileye-wont-supply-tesla-self-driving-tech-beyond-current-eyeq3-processor/

同報告においてMobileyeのCTOを務めるAmnon Shashua氏は、Teslaの自動車で使用されているEyeQ3の性能改善に関しては同社が引き続きTeslaと協業していくことを説明し、直接言及こそしなかったものの、明らかに先日起きた自動運転時の死亡事故を念頭にMobileyeの技術安全性に関する評判に関する懸念を示した。提携関係の終了を申し入れたのが、Mobileye側なのかTesla側なのかは明らかにされていない。

Shashua氏は、さらにMobileyeは真の自主性を実現するには、クライアントがサポートやサービスを購入する「通常のサプライヤーとしての関係」を超えることが必要であり、自動車メーカーとMobileyeのような自立した技術企業との真のパートナーシップが必要である、と述べた。

「テスラ車は制限速度超過、オートパイロット使用の死亡事故で−米当局」

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-27/OAY8Z56S972D01
http://www.afpbb.com/articles/-/3095379
ついでにメモ.
中間報告かな.

テスラ車は5月7日に起きた衝突事故の前に時速74マイル(同約119キロ)で走行していた。衝突する前に提示されていた制限速度は時速65マイル(同約105キロ)だった。調査官らによる衝突データの分析は完了しておらず、衝突原因の特定には至っていない。

*1:新型の方が旧型よりAutopilotの性能が下がったりして.
Google Mapsと手を切った直後のAppleの,パチンコガンダム駅騒動みたいにならなきゃいいけど.