自動運転ネタメモ:Uberの社内文書流出,google vs Uber裁判

Uberの社内文書が流出―、データが示す自動運転車の不安定な走行状況

http://jp.techcrunch.com/2017/03/18/20170316uber-recode-leaked-autonomous-vehicle-data/

“miles per intervention”の数値を見ると、Uberは自動運転技術の改善になかなか苦しんでいることがわかる。今年1月のデータによれば、Uberの自動運転車は人間のドライバーが運転を引き継ぐまでに0.9マイル(1.5km弱)走行できていた。2月には1マイル(1.6km)走行できるようになったものの、その後0.71マイル(1.1km)へと走行距離は減り、先週の時点での数値は0.8マイル(1.3km)となっている。

事故を避けるために人間が介入する”クリティカル”な場面の指標を見てみると、数値は上下しているものの、全体のトレンドは上向いていることがわかる。

このレベルでは無人タクシーなど夢のまた夢.


ところで日本政府はどんな夢を見ていたのだろう.

「Waymoが企業秘密の窃盗でUberとOttoを訴訟、元社員が14000件のファイルを無断ダウンロード」

http://jp.techcrunch.com/2017/02/24/20170223waymo-sues-uber-and-otto-for-theft-of-trade-secrets/

訴状でWaymoは、同社は、いくつかのユニークなレーザーシステムの組み合わせにより、完全な自動運転車の操縦のための重要な情報を得ているが、それをOttoのファウンダーAnthony Levandowskiが奪った、と言っている。彼は以前、Waymoに勤務するマネージャーだった。Levandowskiは14000あまりの、機密性の高い、企業に私権のあるファイルを、社を去る前にダウンロードした。その中には、企業秘密とされているLiDARの回路基板の設計図もあった。そしてWaymoの驚くべき指摘によると、同社がこれら一連の事件を発見したきっかけは、あるサプライヤーからのメールに、そのサプライヤーUberとOttoに宛てたメールのコピーが、うかつにもあったことだ。そこには、そのライドシェア企業〔==Uber〕から送られてきた回路基板の設計図もあり、しかもその図面はまさしくUber自身のものとされていた。

「ウーバーとグーグル、自動運転技術の盗用訴訟で和解」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26785560Q8A210C1000000/
決着ついたらしい.

どうやらWaymo(Google)側の事実上の完全勝訴のようだ.

「自動運転車をめぐるGoogleUberの法廷闘争が過熱、問題の技術者の一人が行方不明」

http://jp.techcrunch.com/2017/03/17/20170316googles-fight-with-uber-over-self-driving-cars-is-heating-up/

その技術者は消されたのか国外逃亡したのか.いずれにせよきな臭いなあ.

Intel、Mobileyeを153億ドルで買収―自動運転テクノロジーの拠点をイスラエルに移す」

http://jp.techcrunch.com/2017/03/14/20170313reports-intel-buying-mobileye-for-up-to-16b-to-expand-in-self-driving-tech/

現在Mobileyeは 広範囲なテクノロジーとサービスを保有している。センサーフュージョンマッピング、フロントおよびリアカメラ関連のテクノロジーが含まれる。2018年には高精細度マップのためにデータ取得のクラウドソーシングを開始する。また自動運転の決断の基礎となるドライビング・ポリシーの実用化も導入するととしている。これらの新しいテクノロジーとサービスは今後すべてIntelブランドとなる。Intelはさまざまな自動運転テクノロジーを取得することになるだけでなく、自動車メーカー各社がMobileyeと結んでいる密接な関係もIntleの傘下に入ることを意味する。

Mobileyeが買収後もイスラエルにとどまることになったのはWazeの買収をめぐるドラマを想起させる。当初FacebookがWaze買収に動いたものの、Wazeのエンジニアはイスラエルにとどまりたいと希望し、FacebookはチームをシリコンバレーFacebook本社に移したがった。この問題で交渉が中断している間にGoogleがWazeをさらってしまった。Googleイスラエルに本拠を置きたいというWazeの条件を認めたために買収は即決されたという。