Tesla車が自動運転中に追突事故

停車中の消防車を認識できずに,そのままノーブレーキで突っ込んだらしい.ただし当たり所が良かったので死人は出てない.

「警告:トラフィックアウェア クルーズコントロールは、物体を検知できない場合があり、静止した車両と衝突しないようにブレーキをかけたり減速したりできなくなることがあります。特に時速80km以上で走行しているときに追尾していた車両がいなくなり、その代わりに静止した車両や物体などが前方に現れると、この現象が起きやすくなります」

どちらかというと,「既知の制限事項」だな.


おおっぴらには宣伝してないだけで,その弱点は知られている.類似の事故は過去にもあった.



これらの件が本当にオートパイロット下で起きたかは不明だが,こういうのを苦手としているのは本当だ.

長期的な解決策になるのは、異なる能力をもったより高性能な複数のセンサーを組み合わせることだろう。そのなかでも鍵を握るのはLiDAR(ライダー)である。LiDARはレーザーを用いたシステムで、クルマの周りの状況を正確に把握してマッピングできるうえ、ホイールキャップとパトカーを簡単に見分けることができる。

問題は、LiDARの歴史がレーダーと比べて浅いことだ。LiDARは依然として非常に高価なうえ、荒れた路面の振動や雨などの荒天に耐えられるほど頑丈でもない。

とはいえライダーが全てを行うわけではない。例えば、それは標識の文字は平たいので読み取ることができない。そして、もし可視性が限られている場合には、比較的容易にシステムは混乱する。豪雪、濃霧、その他ユニットの視界を妨げるものに影響を受けるのだ。よって、ライダーは他のシステムと連携して動作する必要がある。

http://jp.techcrunch.com/2017/02/13/20170212wtf-is-lidar/

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/wired.jp/2018/01/26/tesla-autopilot-why-crash/

  • id:Sinraptor 興味深い記事。自動運転への道はまだまだ遠い。/他の車と交信だと、それが普及するまでは走れないね。そして自動運転車が走ってないなら不要だから普及しない。

高速道路上で停止している車両で一番多いのは事故車だろう.事故車ならば,常に通信可能とは限らない.


たとえばテスラ車には事故時に通報する機能があるそうだが,過去には損傷が大きすぎてアンテナも壊れてその機能が働かなかったこともあったという.

  • id:haruten 「高速走行中は静止物を無視する」→高速道路には止まっている車は存在しない前提で作られている、と読めて、実際にそういう事故が起きたわけだが、ちょっと危なすぎないか

あくまで運転補助機能であって,ドライバーは常に注意してハンドルから手を離すなってずっと言われてるよ.