匿名ダイアリー「タイムトラベルものの小説でおすすめ教えて」

https://anond.hatelabo.jp/20200309194930

基本、タイムトラベルものはあまり好きじゃないです。読んでてやきもきするし、そのわりにワンパターンなので好きじゃない。

現在or未来を変えるために過去であれこれする→うまくいかない→もっかいあれこれする→今度はうまく行った、みたいな。

以下、私のタイムトラベル小説遍歴(しょぼい)。

うーん,それは世間で紹介される奴が,「単純な」タイムトラベルものになりがちだからでは.面白い奴はそれなりに手が込んでる分だけ「難解に」なり易く,初心者にはお勧めしにくい.馴れてない人には理解出来ないし,仮に理解出来ても疲れるだけで面白くない.

以下、私のタイムトラベル小説遍歴(しょぼい)。

夏への扉 ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫) 時をかける少女 (角川文庫) ドゥームズデイ・ブック(上) エターナル・サンシャイン [Blu-ray] 息吹

夏への扉』どこがどう名作なのか説明してほしい

『ふりだしに戻る』情景描写は好き

時をかける少女』1967年刊だって!初出は『中学三年コース』。なるほどそれはいいかも

ドゥームズデイ・ブックパンデミック怖いね

映画だけど『エターナル・サンシャインジム・キャリー普通にモテそう

『商人と錬金術師の門』(『息吹』所収) これ好き。私の嫌いなタイムトラベルっぽさ(前述)がすっきり解決されてて、しかも余韻が長い。

こういうのでいいんだよ、こういうので。


さてアシモフ好きとしては「永遠の終り」を挙げないわけにはいくまい。*1 *2 アシモフの中では唯一の時間ものじゃなかったっけ.古い作品(原書が1955年)だが,すでにこの時点で「現在or未来を変えるために過去であれこれする→うまくいかない→もっかいあれこれする→今度はうまく行った」というような単純なパターンにはなっていない.

人類の最大幸福を実現する<永遠>(エターニティ)という組織が,時間を越えて人類を導いている地球.その中で主人公は永遠人としては許されない犯罪に手を染める.そして次第に<永遠>を揺るがす大事件へと巻き込まれていく.

一種のミステリでもあるので,ネタバレを避けてストーリーを紹介するのはむずかしい.「その結果、驚くなかれ。風が吹いて桶屋が儲かり、銀河帝国が誕生してしまう!」とは絶妙な塩梅だ.


個人的には「夏への扉」よりは,よほどこちらを古典の名作としてお勧めしたい.*3
しかし話が二転三転するし,至る所にミステリとしての伏線も張り巡らされているので,SF慣れしてない人はムリしない方がいい.ガマンして読んだって面白くないからな.*4


ホーガンだと,未来からのホットラインとか.*5

ハ-ドSF視点のタイムマシン.情報を送ることはできるが,物は移動できない.情報を送っても何も変わらないわけだが...

小説からはなれれば,スタートレックだけでも山ほどあるなあ.*6
スター・トレック4 故郷への長い道 [DVD] スター・トレック ファースト・コンタクト [DVD] 宇宙大作戦 過去から来た息子 (ハヤカワ文庫 SF 615) 宇宙大作戦 時の壁を超えて〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ENTの時間冷戦関係は細かすぎるので割愛.

TOSTNG,DS9,VOYまでのタイムトラベルものをまとめたボックスまで出てたよ.ほとんど被ってるところが笑える

スタートレックを見た事なくて,色んなタイムトラベルものを映像作品でまとめて見たいと思ってる人なら,ライトな時間SF入門としてこれもおすすめできそう.


ニーブンも「タイム・トラベルの理論と実際」という短編で考察してたっけ.


地球に攻めてきた宇宙人と戦わせるべく、過去の時代(清朝)にロボットを送り込み、カンフーを習得させるという素敵な中国映画がある。

その名も「カンフートラベラー」。
カンフートラベラー 北腿 [DVD]

https://anond.hatelabo.jp/20200310004729

フィラデルフィア・エクスペリメント〈デジタル・リマスター版〉 [DVD] 【Amazon.co.jp限定】ドクター・フー シーズン3 DVD-BOX 1 タイム・トンネル-メモリアルBOX VOL.1 [DVD]
 

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20200309194930

  • id:nyankosenpai 『ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選』にはすてきなタイムトラベルがいっぱい詰まってるけど、特に表題作は感銘を受けた https://www.amazon.co.jp/dp/4150117764
  • id:kamanobe 『やみなべの陰謀』とてもよい。あと『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』が時間SFもの短編アンソロジーでお得感あってよいかも。チャンの収録作は既読になっちゃうけど。
  • id:sqrt 「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」/もう出てた。テッド・チャンもいいけど、この本の収録作の中ではバズビイの奴が好き。

やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA)

やみなべの陰謀 (ハヤカワ文庫JA)

調べてたらこんなのも見つけた.

 

  • id:nomitori アシモフの「永遠の終わり」。推薦理由:他になんも思いつかないから
  • id:kaorun 古典としては「永遠の終わり」「空襲(短編集 残像に収録)」「リプレイ」「過ぎ去りし過去の光」は読んでおくといいかな、色々な意味でルーツにあたる作品達。結局「永遠の終わり」が一番完成されてるんだよね。
  • id:mionhi アシモフ『永遠の終り』は?

意外と知ってる人がいた.しかし「永遠の終り」は今では入手困難だからなあ.Kidnle化からも漏れたまま.

  • id:goronehakaba ケン・グリムウッド著「リプレイ」。これを大昔に読んでたのでタイムリープしても大した未来改変もしない作品は物足りなく感じたものじゃよ
  • id:kukky ケン・グリムウッド『リプレイ』の人生を何回も繰り返す系男子、8-9回くらいタイムリープしてもあんまりうまくいってなかったような…
  • id:jou2 既出だけど俺もケン・グリムウッド著「リプレイ」だな。これ読まずしてタイムリープもの語れない名作。日本の小説ならハリウッドで映画化された「All you need is Kill」も好きだけどこっちはゲームが好きな人向けやね
  • id:SasakiTakahiro ケン・グリムウッド『リプレイ』。

リプレイ (新潮文庫)

リプレイ (新潮文庫)

  • id:kaorun 古典としては「永遠の終わり」「空襲(短編集 残像に収録)」「リプレイ」「過ぎ去りし過去の光」*9 は読んでおくといいかな、色々な意味でルーツにあたる作品達。結局「永遠の終わり」が一番完成されてるんだよね。

残像 (ハヤカワ文庫 SF ウ 9-4) 過ぎ去りし日々の光〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • id:kamayan1980 「スキップ」(北村薫)増田の『タイムトラベルの嫌な所』を全部抜いたような作品なのでぜひ!昔読んで、「俺だったら死ぬ」という感想を持ったよ。
  • id:kofugu 北村薫先生の時と人三部作。中学生の時に時を忘れて読んだ
  • id:niaoz back to the future(続編まですべて含む)とか?と思ってブコメ見たら「スキップ」を目にして高校時代読んだ記憶が蘇り「あああああ!」ってなってる
  • id:dadadaisuke 既出なら北村薫の「スキップ」を推す。映画だけど、「オーロラの彼方へ」は声だけのタイムトラベルもの?でちょっと他にはないタイプ
  • id:tsutsumi154 スキップ ターン リセット
  • id:dusttrail 自分も北村薫の《時と人三部作》かなと思ったけど、リセットはタイムトラベルじゃなく転生ものだし、スキップは池ちゃんの仮説通りかもしれない。一番タイムトラベルらしいのはターンなのかなあ。

スキップ (新潮文庫) ターン (新潮文庫) リセット (新潮文庫)

なぜか人気だな.しかしKindle化されてないのが残念.

  • id:kei-s これは広瀬正『マイナス・ゼロ』を推すしかない。歴史の自己収斂、伏線、昭和初期の瑞々しい描写、満足いくとおもいます
  • id:minatonet 広瀬正「マイナス・ゼロ」に一票
  • id:sanshiro921 マイナスゼロやなぁ。眉村卓の時空の旅人とか。映画ならサマータイムマシンブルース。毎年夏になると観る。
  • id:kazuau 好きじゃないならあえて読まなくてもいいと思うし、そのラインアップ見る限りSF自体好みじゃないのでは?マイナス・ゼロは良いと思うけどやっぱり好みじゃないと言われそう

  • id:brain-box 急死した広瀬正の棺桶にタイムマシン搭乗者と書かれたエピソード。既出のマイナスゼロ以外に短編集「タイムマシンの作り方」が色々入っててお得。ハインラインの「時の門」の考察が入っているのはこれでしたっけ?

  • id:TACOMIC 参考にはならないかもですがホーガン。『未来からのホットライン』改変後、それを覚えてない。切ない。『プロテウス・オペレーション』世界線が変わってしまうんじゃ送り出した人達の世界はxxなままじゃんか!!!

プロテウス・オペレーション (ハヤカワ文庫SF) 未来からのホットライン (創元SF文庫)

  • id:G1Xir3um 面白く感ずるか微妙な気はするが、『タイムスケープ』は抑えておくべきか。エフィンジャーの『シュレディンガーの子猫』は傑作だと思うが、タイムトラベルかどうか微妙? そも、入手性に難がある希ガスるしな。

タイムスケープ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) 80年代SF傑作選〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) *10

  • id:goldhead とりあえずソウヤーを勧めておけば間違いはそんなになさそうという理由から『さよならダイノサウルス』。

犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) ブラックアウト オール・クリア1

  • id:NOV1975 時間飛行士へのささやかな贈り物、を薦めておこう。陰鬱になれるぞ。

  • id:sangping リライト(続編は蛇足の駄作だと思うけど、これはメタ的な意味での意外性があった。思ってたジャンルと違う!的な)
  • id:deep_one 「リライト」「リビジョン」「リアクト」(三部作

リライト リヴィジョン リアクト

  • id:oceantug 『時の娘』チャールズ・L・ハーネス

  • id:screwflysolver こんなIDなので「ハドソン・ベイ毛布よ永遠に」 「故郷へ歩いた男」で

https://www.netflix.com/jp/title/80100172

  • id:ad2217 古いけど「時間線を遡って」「テクニカラータイムマシン」。TERRAの工作員シリーズは増田のダメな方かも、面白いんだけどなぁ。

時間線を遡って (創元SF文庫) テクニカラー・タイムマシン (ハヤカワ文庫 SF 193)

  • id:murabito07 最近のだと駄目男が主人公の「時空のゆりかご」がなかなか面白いのでおすすめです。

  • id:kichine 眉村卓なら短編「名残の雪」かな。映像化もされてるけど別物で、活字で読まないとおもしろさがわかりにくい。

虹の裏側 (ふしぎ文学館)

虹の裏側 (ふしぎ文学館)

  • id:gm91 とらえられたスクールバス

とらえられたスクールバス〈前編〉 (1981年) (角川文庫) 時空(とき)の旅人―とらえられたスクールバス〈前編〉 (ハルキ文庫) 時空(トキ)の旅人―Time stranger (前編) (角川文庫 (4928)) *11

  • id:x100jp あんまし詳しくないけど『去年はいい年になるだろう』は好き。「ちょっとずつ変わる」のだけど、増田の言う「何度も試す」とは違うかな。作者自身(中年)が主人公で、僕らに身近な出来事が多く出てくるのも良いです。

去年はいい年になるだろう

去年はいい年になるだろう

時砂の王

時砂の王

時の顔 (角川文庫)

時の顔 (角川文庫)

  • id:ultrabox 『ふりだしに戻る』は読んだんだな。同じフィニイの『ゲイルズバーグの春を愛す』は読んだ?

  • id:mory2080 ヤング『たんぽぽ娘』(短篇)『時が新しかったころ』(中・長編どっちも) 自分、結構ロマンチストだわw

たんぽぽ娘 (河出文庫) 時が新しかったころ

  • id:dogdogfactory 乾くるみ『リピート』おもしろかったよ。一緒に過去に戻った人たちが次々に死んでゆく……というサスペンス調のストーリー。
  • id:okuninooishiioniku 『リプレイ』(ケン・ゲリムウッド作)にインスパイアされて書かれた乾くるみの『リピート』。軽く浅いエンタメ小説ですが、リピートの謎を解く過程がすごく面白かったです。

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

ある日どこかで (創元推理文庫)

ある日どこかで (創元推理文庫)

  • id:cj3029412 宮部みゆき「蒲生邸事件」て書くと思った?ノーノー、同じ宮部なら「たった一人」いいよ〜最高、泣く (´;ω;`) 「夏への扉」はまあ、何というか、ねこと和解するがいいにゃーん

とり残されて (文春文庫)

とり残されて (文春文庫)

蒲生邸事件 上 (文春文庫)

蒲生邸事件 上 (文春文庫)

ミート・ザ・ビートルズ

ミート・ザ・ビートルズ

イシャーの武器店【新版】 (創元SF文庫) タイム・パトロール (ハヤカワ文庫 SF 228)

ハイペリオン(上) ハイペリオンの没落(上) エンディミオン(上) エンディミオンの覚醒(上)

  • id:Cottonton トムは真夜中の庭で。児童文学だけど麻疹の伝染を避けるため叔父の家に疎開する子供の話だからわりとタイムリーではあると思う。/オチに触れずに紹介するの難しいな。

果しなき流れの果に (角川文庫)

果しなき流れの果に (角川文庫)

  • id:manotch 「輪廻の蛇」、映画から知ったんだけど、えっっ!? となって面白かった。好き。あと小説ないかもだけど、映画「トランス・ワールド」は? (行ったり来たりループものと違うけど…とか書くとネタバレるのか…

プリデスティネーション [Blu-ray] 輪廻の蛇 (ハヤカワ文庫SF) トランス・ワールド [DVD]

  • id:izmit 梶尾真治「クロノスジョウンターの伝説」シリーズ。演劇やコミカライズなどもされてる。一応映画も。 一般に想像される物よりも、相当に機能が限定されているタイムマシンに纏わる連作短編。読みやすいので是非。

ある日どこかで (創元推理文庫) ライオンハート(新潮文庫)

  • id:Mi-keito トラバで出てるけど「タイム・リープ あしたはきのう」
  • id:seikennタイムリープきのうはあした」が勧められてるけど、元増田がいうようなタイムトラベルのパターンだし、文体もライトなので、いまさら大人が読むにはきついと思う。

学校を出よう!(2) I-My-Me (電撃文庫)

学校を出よう!(2) I-My-Me (電撃文庫)

人類は衰退しました2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました2 (ガガガ文庫)

12モンキーズ バリューパック [DVD]

12モンキーズ バリューパック [DVD]

  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: DVD

  • id:y-mat2006 およね平吉時穴道行。/同じ作者に戦国自衛隊もあるけど、単純な時間移動ではなく異世界転生で無双系に近い。主人公は死ぬ直前に自分が信長役だったことに気づくのだ。

およね平吉時穴道行 (角川文庫)

およね平吉時穴道行 (角川文庫)

  • id:quix_que 誰も書いてないのを挙げようと桐花の「歩歩驚心」とかどうかと思ったけど、そもそもオススメじゃなかった。

歩歩驚心(ホホキョウシン) ~花萌ゆる皇子たち~ (上)

歩歩驚心(ホホキョウシン) ~花萌ゆる皇子たち~ (上)

  • id:sun330 「七回死んだ男」。あ、トラベルじゃないかリープだ。ブコメはSF畑より以外にミステリが挙げられてるところが。七回も出てたw あ、好きなSFは言うとネタバレになって面白くなさそうだから言えないと気づいた

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

  • id:shiju_kago タイムトラベルらしいタイムトラベル小説はSFガチ勢が抱えきれないほど紹介していると思うので、今が旬の『はめふら』を推す。異世界転生と乙女ゲーム風世界のガワを被っているが、話の造りはタイムトラベルだよ

その他
  • id:ROYGB夏への扉」は「商人と錬金術師の門」と同じで過去に戻っても出来事を変えることはできないという設定を採用しながらもハッピーエンドになっている稀有な作品。「商人と…」も本人的には幸福かもしれないけど。
  • id:bn2islander 夏への扉は万能フランクとか製図器ダンあたりの「自動機械いかにあるべきか」をハインラインがねちっこく語ってるのが魅力なので……
  • id:t-tanaka夏への扉」は時かけよりさらに古い1956年の作品だからねえ。「商人と錬金術師の門」が気に入ったのならハインラインの「時の門」も気に入るかと。
  • id:rain-tree 増田の条件考えるとタイムリープは良いと思う。猫は勘定に入れませんもまあいいんじゃないかなあ。夏への扉は日本でもてはやされすぎなだけで古典とは言っていいと思うけど。
  • id:Wafer 夏への扉はタイムトラベルものではなくロリコンの語源になった小説ロリータを超える元祖ロリコン小説なので、タイムトラベルものだと思って読むと肩透かしを食う
  • id:REV "『夏への扉』はとんでもない愚作なので褒めないでください" https://anond.hatelabo.jp/20130512143540 /1956年の時代から、ファンが本当に欲するものは科学でも工学でもなく猫とロリであることを示した名作だと思うんだけどな。
  • id:cham_a 夏への扉は猫とぼんくらナード男萌えで楽しんだ/ティプトリーjrの「ハドソン・ベイ毛布よ永遠に」全裸の処女の美少女に抱いてと迫られるという驚きの冒頭からの怒涛の展開が面白い
  • id:regularexception 夏への扉は、猫がかわいい

バック・トゥ・ザ・フューチャーは,元の人が飽きたと言ってるパターンそのものだからでは.

エンタメ作品としては良くできていても,ストーリーとしては単純なものの一つ.

  • id:maturi タイムトラベル物はSF度が低い、なんならSFではないまである、といった評論家がいたような。たしか中島あz・・・

それは半分事実では.実際にそういうスペースオペラならぬ「タイムオペラ」とでもいうべきライトなタイムマシンものもあるから.

スタートレックだと「宇宙からの使者 Mr.セブン」,「フェレンギ人囚わる」 ,「伝説の時空へ」あたりなどは,単に「タイムマシンで過去に行っただけ」でSF要素がほとんどない.*13 「単にタイムマシンが出てるだけ」の作品はSFとは言い難い.


宇宙SFだとスターウォーズ宇宙戦艦ヤマトのように,宇宙船が出てきてワープするだけでも一応未来のSF扱いになって,SF要素がほとんどないSFがうじゃうじゃある.あまりに多くて一分野を築いているものだから,「スペースオペラ」というそれらに対する総称まで存在しているくらいだ.


*1:和書のタイトルは「永遠の終り」だが,「終わり」とよく間違われる.特に検索する時は注意が必要.

*2:うわ.同タイトルのゲームがあるよ.紛らわしい.

*3:入手困難なのが玉に瑕.さあ皆さんも 密林さんのKindle化希望のリンクをクリックするのです.

*4:自分も最初読んだときは良く分からなくて,かなり放置した後に読み返して,はじめてその良さが分かった.

*5:「巨人たちの星」にもちょっとだけタイムトラベル要素は出てくるが,本当にちょっとだけ.

*6:駄作も含めて.

*7:タイムトラベルではないけど,ピカード艦長視点ではほとんどタイムトラベルみたいなもの.

*8:あれが本当にQの力で時間を遡ってやり直したのか,それとも単なる悪夢だったのかはピカード艦長にも分からない.

*9:「過去」じゃなくて「日々」のTypoかな?

*10: http://www.awcjapan.net/find.cgi?md=read&sn=fa4141

*11:まさか,全部同じ作品なのか?

*12:もともとの「猿の惑星」にはタイムトラベル要素はない. [ISBN:488632017:detail]

*13:Mr.セブンなんて話の作りも強引だ.そんな理由でタイムワープを使ったのなんて,他になかったと思う.