センター試験 ICプレーヤー実は“受験生買い取り”

http://www.kahoku.co.jp/news/2006/01/20060124t73042.htm

プレーヤーは自由に持ち帰れるが、検定料も前年度より2000円アップ。受験生の経済的負担が増すと同時に不公平感も拡大した現行方式に、批判は一層高まりそうだ。

別にいいんでないの.言いたい奴には言わせておけばいい.
TOEICなんかの実践的な語学力を測るテストで「不公平だからリスニングはありません」なんて言ったら物笑いの種だ.実際にある程度の試験を受ければ試験料として数千円なんてのはザラだろう.要はより公平に実力が測れるテストにすることが重要だ.

大半の受験生は持ち帰ったが、「ほかに使い道はない。自己採点したら捨てる」と仙台市青葉区の女子高生(18)。青葉区の女子予備校生(19)も「おもちゃみたいで…。いらない」と切り捨てた。

真っ先に必要となるのは,来年以降の受験生ですね.本物を実際に体験してみたいと言う人は多いだろう.

もっとも気になるのは記録するメディアとフォーマットだが,まさか独自規格にはしないだろう.いくら量産するとしても独自規格では開発コストが回収できない.しかしまさかメモリースティックとは...記録フォーマットは不明.
http://3-star.zukokan.com/diary/main.htm#0121b

50万個もつくられたので故障率0.01%でも全国で50個は故障するのだろう。しかしすごい数の納入なので、これも癒着なのかなぁとか思う。

いや,これこそ入札だろう.仕様だけ先に出して,後はその仕様を満たす中で一番安い業者に決まる.いくらシンプルな作りとは言え,メモリカードや手数料込みで一個二千円だと少なくともぼったくりではないな.*1

なお「これを回収して来年も再利用」というのは流石に考えられない.何しろ受験生の一生がかかっているのだ.「中古品なので故障するのもしかたない」では納得できまい.たとえ「プレーヤーは昔のお古を持ち込み可」だと言われても,私だったら持ち込まずに新品を使うだろう.たった2千円をケチって一生を棒にふる気はない.

*1:要するにゴーンさんと同じ.「大量発注するので安くしてください」.