続・オブジェクト指向神話

http://www.rubyist.net/~matz/20060131.html#p01
http://www.rubyist.net/~matz/20060127.html#p02
メモ.

私にとってのオブジェクトは、現実に対応するものがあるにしても抽象化された存在であるから、現実とどこまで対応しているかなんて気にしたこともないのだけれども。そんなの「三匹の猫」と「数字の3」が同じ性質を共有してないと文句を言うのと同じくらい不毛な気がする。

全く同感.

あるいは、私がそう感じるのは、私が日常的に扱う「オブジェクト」は、「文字列」とか「配列」とか「コンティニュエーション」とか現実世界に対応するものが存在しないものばかりだからかもしれない。

これも同感.ほとんどの分野において「オブジェクト」は現実世界に対応するものが存在しないものばかりでしょう.「ウインドウ」や「デスクトップ」でさえも,はたして現実世界に対応するものが存在するでしょうか?


少し前後するが

日本語圏の人が「オブジェクト指向」という用語を聞いたときの感覚と、英語圏の人が「Object Oriented」という用語を聞いたときの感覚は同じなのでしょうかね。

classとinstanceの場合は違うかも.なにせLDOCEでenterpriseを引いたら,こんな解説が載ってるお国柄だ.

Starship Enterprise
the name of the spaceship in the television show Star Trek

"galaxy class starship enterprise"
と毎週聞いていれば,クラス(galaxy)とインスタンス(enterprise)は子供でも理解できるんじゃないかな.


あと,この手の話だとこれを忘れるわけには行かない.*1
http://d.hatena.ne.jp/sumim/20040525#p1
http://d.hatena.ne.jp/sumim/20041019#p1

*1:我ながら他力本願だこと.