発注者にやさしいシステム仕様目指し、大同団結

http://www.atmarkit.co.jp/news/200604/13/spec.html

大団結とか聞くと,亡国の大連立内閣を思い出すな.たしか「反自民」というただ一点においてのみ協力したのだが,それ以外では全く共通項がなかったために大方の予想通りに政策立案も何もできずに短命に終わってしまった.

発注者に理解しやすい要件定義がますます求められるようになってきている背景を、参加各社は次のように説明する。

今回も開発者の理解し易さは無視するてことかな?
開発できない「業界統一仕様」*1を作って何に使うつもりなんだろう.

具体的には、まず画面遷移・定義を手はじめに、ビジネスプロセス、データモデル、業務ロジックの順に、仕様記述方法に関する各社の工夫を持ち寄り、評価して指針を作成する。それぞれの指針についてはユーザーにも評価してもらい、成果は公開するとともに、より多くの企業に採用してもらうべく、普及活動を行うつもりという。

もしそれが優れたノウハウで自社のコアコンピタンスなら,このような協力関係は成立しないだろう.こういう戦略が採れるということ自体が,この分野に関して各社ともたいした実力を持っていないという疑いを抱かせる.

最低限、顧客の注文を正確に理解し、あいまいな部分については顧客と一緒に詰めていくための共通の土台としていきたい考えだ。

この辺の話は,決して見せ方の問題ではないのだがな.最終的には「相手の気持ちが理解できるか」,即ち「コンピューターの視点で考えることができるか否か」の問題になる.コンピューターの視点で考えることができない限り,何が問題で何が問題でないかを理解することができない.*2
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060331#p1

*1:「絵に描いた餅」「机上の空論」とも言う.

*2:妙な例えだが,日本語における「主語」「定冠詞/不定冠詞」「時制の一致」の様な感じだ.日本語においてはこれらは常に無いか曖昧にされるが,英語に翻訳する際にはその部分を明らかにしない限り訳しようがない.時には日本語の文脈からだけでは読みとれない部分を,原著者に確認するか,もしくは適当に訳して訳注で補足することもあるだろう.こういうことは英語を知らない自称「翻訳者」がどう頑張っても太刀打ちできない所だ.