BLOGは非交換日記です.

http://d.hatena.ne.jp/heppokoprogram/20060429#1146295304

もともとBLOGは個人的な日記以外の何物でもなく,個人的な愚痴を書いたから文句を言われるって物でもないでしょう.むしろそれを勝手に読んでおきながら,愚痴を言うなって文句を言う方がおかしいと思う.

わしの会社では、なぜかエンジニアの給料の方が、営業の給料よりも安いのです。もちろん営業だって大切だし、コミュニケーション能力のようなもので非常に技術もいる仕事でしょうが、エンジニアの方が冷遇されているんですよね、なぜか。これは本来対等であるべきだと思うのにです。

そうなると、エンジニアは自分の技術がまったく認められていないように感じるんですよね。だからこそ、エンジニアは、給料が安い! と文句を言う。

経営者が技術を理解していないからでしょうね.

信じられないことに,最初は数十人ほどだったVAIOの組織は,最終的には1000人に達するまでに肥大化した.(中略)それは実のところ,無用な人員の増加であり,一言で言えばVAIOの発展に役立たないような人間を頭数だけ揃える人事の連鎖とも言えた.(中略)ところが困ったことに,マネジメントは仕事の停滞の理由を人数が少ないせいだと錯覚して,さらに人を増やしていったのだ.それが全く意味のない増員であることは考えなくても分かるだろう.それはラーメン屋が,ラーメンの麺が不足したからといって蕎麦を混ぜて出すようなものだ.つまり,そうした判断を下すほどその頃のマネジメントは質が低下したのである.ちなみにブヨブヨにふくれあがったVAIOではマネジメントも山のようにいた.(中略)おそらくVAIOだけで100人はマネジメントがいたのではないか.(技術空洞 Lost Technical Capabilities (光文社ペーパーバックス))

そういう無駄な物に金をつぎ込むなら,もっとまともな部分に金を使えと思うわけですよ.技術力こそがコアコンピタンスの会社で技術者(それは必ずしも自分とは限らない)に金を払わなければ,会社が生き残れるわけがない.

トラックバックを送っている人たちと同様に「勝手に勉強してスキルを付けて、転職を狙え」という結論になるよなぁ。

で,そうやってSONYやその他の多くの企業はは技術を失ったわけですね.

自分が作ってきたものが,バカな経営者の愚かな経営判断のために崩壊していく様を見るのは,技術者として虚しいものですよ.「一体今までの俺の苦労は何だったんだ.」「よもやこんなバカな理由で全てが無になるとは.」と思わざるをえない.できれば,そんなものは,もう二度と見たくありませんね,私は.