「例のPerlの話」の真相

憂鬱本から辿ってみると,意外や意外.今でもあれが名著だと思いこんでいる人が多いことに驚かされる.

例えばここ.
http://d.hatena.ne.jp/naoya/20050924/1127533305

社会人最初の研修で、(「オブジェクト指向プログラミング」ではなくて)オブジェクト指向開発というのを学んで、なんかユースケースUMLだ、設計書が最初でコードは最後だとわけのわからない言葉や考え方をいっぱい聞かせられて、うはーと思ってた頃に読んでとてもすっきりしたのを覚えてます。C+ + がベースですが C++ を知らなくても普通に読めると思います。平易な言葉で実践的、そして他にはない内容*1、まさに名著ですね。

なるほど.まさにマッチポンプ.いやマッチとガソリンかな?*2

でまあ、これでウォーターフォールオブジェクト指向開発について学んでへえと思ったわけですが、実践してみるもなかなか難しく悟りの境地に達したのが例のPerlの話です。(j/k)

そりゃ濡れ衣です。

「(間違った)オブジェクト指向を囓ってその通りにやってみたけど,上手く行かなかった.オブジェクト指向は良くないからPerlの方が良い.」最初に学んだ方法論自体が間違っているから,うまくいかなくて当たり前なんです.

初心者だから仕方ないにしても,言いがかりも甚だしいな.

*1:こんなトンデモ理論は他に類を見ない.他にあってたまるか.

*2:初心者に「UMLユースケースウォーターフォールだ」と火を付けて,そこに「憂鬱本」というガソリンを注ぐことで見事にプロジェクトが炎上する.合掌.