バブルの爪痕

http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090/2589441#2589441
コメント欄より.

バブル期採用のツケはすさまじく大きく、ツケそのものが会社の中枢になろうとしています。
私の会社はS&PだかなんだかでAAA評価の大手メーカーですが、城さんの本に示された富士通の内情とかなり似た状態です。(人事考課査定の仕方までソックリでした!)
社長や役員と直接対話する機会もありましたが、まったく経営戦略など語れるレベルではありません。判断力や思考力も本質は5〜6年目の社員と同程度です。こういった人たちに30代は愛想を尽かし、優秀な者が流出し、残ったものは無気力です。40代管理職は総じて能天気です。バブル時代の思考と甘えで会社のリソースをものすごい勢いでつぶし始めています。

バブル後の世代としてはバブルは遠い過去の話と思えるのだが,言われてみればバブル期*1に就職したり新卒直後にバブルを経験した人が,今や40代の管理職として会社の中枢を握っているのだな.*2

年功序列の日本企業において,これは極めて深刻な事態を招くかも知れない.

この世代が役員になるのを想像すると、上級職でそれなりの報酬を頂いている小職ですが、逃げ道を真剣に模索せざるをえない今日この頃です。
城さんには、「バブル世代経営危機」の分析を期待しています。

給料の高い人でこれだから、給料の安い若手が逃げ出すのも当然かな.

*1:Wikipediaによると,「1986年12月から1991年2月までの4年3か月間を指すのが通説」だそうだ.

*2:「担っている」出ないところがミソ.