シグマ計画ふたたび

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000033-mai-bus_all
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060210#p1
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20143827,00.htm

日立製作所富士通、NTTなど電機、情報通信大手と東京大など国内の約30社・機関が共同で、日本独自のインターネット情報の検索エンジンの開発に乗り出す。16日にも研究組織を発足させ、2年以内の実用化を目指す。国も予算面などで支援する。

まだ諦めてなかったのか.

それにしても,ここでいう「実用化」の定義がなんなのか聞いてみたいものだ.「goo*1並の検索エンジンを実現すること」が「実用化」なのかな.

追記:

もしかしたちょっと一息ついた合間に「まあ検索エンジンと言えば Google ですけど、我々がやろうとしてるのはこんな感じですよ」と言っただけかもしれないし、あるいはすごい勢いで「我々は打倒 Google ですよ!」と言ったのかもしれない。真実はインタビュワーだけが知るといったところか。
http://naoya.g.hatena.ne.jp/naoya/20060617/1150530412

なるほど.その可能性もある.
とはいえ,この陣容でこの計画では失敗するという結論は変わるまい.


さらに追記:

その事件とはサーバのOSをマイクロソフト製品に変えたことによって起こったんだけどね。
この事件でgooの検索サービスが不安定になり、Yahoo!JAPANを使っていなかった、gooを愛用していたコアなインターネットユーザはGoogleに移行、gooが再び安定を取り戻した時には、「時、既に遅し」。
http://d.hatena.ne.jp/ryo_zin/20060619/1150685287

あったあった.
ネット上のサービスで信頼性がいかに重要であるかと,MSのサーバー製品がまだまだ商用サービスに使えないということを思い知らされた事件でした.

でもまあ,そういう信頼性を考慮してプラットフォームを選定することも,いざという時に備えてバックアップ体制を準備しておくことも実力のうちだと思うけどね.この時もそれまで使っていたSolarisサーバー(と思われる)をそのまま残しておいて,WindowsNTに不具合が判明した時点でSolarisに戻せば大きな問題にならずに済んだはず.そういう対策がなかったということは,当時のgooは安定稼働に金をかけるべき商品だとは思われていなかったのでしょう.本気で商売をしていたGoogleに対し,遊び半分のgooでは勝てる道理もない.

*1:googleじゃないよ.「若い人は知らないかも」と書こうかと思ったけど,今でも一応あるみたいだ.