日本人エンジニアは海外を目指すべきか
http://slashdot.jp/askslashdot/06/08/02/1030255.shtml
メモ.
結論はともかく,こういネタが真面目に議論される時点で,日本という国は終わってる気がする.
米国は年間に発行されるVisaの数が決まっていますので、定員いっぱいになると翌年まで待たなければなりません。今年度の大卒者向けH1 Visa(労働ビザ)は閉め切られました。来年の春から2007年度分の受付が始まると思います。Visaを出してくれない会社も多々ありますが、英語が出来てある程度の経験があれば西海岸辺りでは結構な就職口があります。
米国と比べて欧州内の就職は少し難しかった経験があります。(欧州外の)外国人を雇うことを専門としたリクルーターが米国に比べて絶対的に少ないです。英国に限っては、ロンドンとそれ意外の地域での賃金が極端に違います。お金が目的ならロンドンか米国へ。
ヨーロッパは最近ゲーム関連の仕事が増えたような雰囲気。携帯アプリ関連も賑わっています。米国の携帯事業はこれからですから、これからは経験を積んだ日本人プログラマーの需要も増えるのでは?
経団連が年収400万以上は残業代カット法案を提出したのを境に自分も海外逃亡を画策中
問題は、
1.言語を含めた文化の相違に腰が引ける。
2.失敗して帰って来たときに、仕事がなさそう。
3.院をでて会社つとめて現実を知る頃には30歳前後。体力・気力も衰え、家庭もあればなかなか思い切ったこと出来ない。
なんだかんだ言っても、この3つかな。
まだ日本は、はみ出し者に冷たく、年齢だけで人を見るからね。あと、日本での待遇についても、悪いというよりは「将来に夢がもてない」って位で、死ぬほどではない。だから、余計躊躇するし、生かさず殺さずの現状を耐えるしかない。
で、夢が無いってのは他の職業と比べ(誤解を承知であえて言うなら、文系職と比べ)専門知識と技能が必要なのに、給料が同程度か安い。さらに、出世が遅れがちなため生涯年収が劣る。事務とか、公務員とか、銀行員とかの年収or待遇を見ると四年「以上」も大学で真面目に勉強したのに、、、と思います。心情的には、大学院を出れば、医者に近い位の給料は欲しい。
また、特許で一発当てても、大して貰えない。これも、事務系のやっかみじゃ無いかと、邪推しますよ。さらに、メディアおよび周囲に、エンジニアで大成した人がいない。そのため、世間的にあまり尊敬・羨望の仕事ではない。
もしいても海外に行ってしまい,日本に残らないとかね.
日本を脱出してアイルランドで米のIT企業にて働いています。米国企業の投資によるITブームもあるのか、給料や待遇はよいですし、全体的なITエンジニアの地位や給与体系もかなりよいです。
どこかに英語が話せなくてもっていう返事がありましたけど英語ができないエンジニアなんて日本人ぐらいじゃないでしょうか?
仕事相手が主に米国エンジニアなのでその辺の話になりますが、米国ではエンジニアの発言力は確かにかなり強いです。スケジュールやリリースプラン、ビジネスのポリシーなどもエンジニアからの鶴の一声でひっくりかえされることがままあります。営業やマーケティングの声と比べたら雲泥といっていいくらいの差です(法務はまた別途強いですが)。キャリアパスとしても、サポートやアカウントマネージャから勉強してエンジニアへ、と言う人が結構います。
もちろん向こうはレポートラインがきっちりありますから、エンジニアの上の人を抑えて行けばそれなりに言うことを聞かせる事は出来ますが、その上の人というのもエンジニア系の人で情報系の博士号保持者だったりすることがままありました。なかなか興味深いです。
共通項は,いずれもプロフェッショナルであるということ.素人判断より専門家の意見を尊重するのは当たり前だと思うが?