ホワイトカラー・エグゼンプションネタ

http://www.daijob.com/columns/takashi/article/1159

どうして残業代が支給されないホワイトカラーの方が目立っているのかというと、彼ら ( 彼女ら ) は会社を代表するようなポスト、消費者の接点となるようなポストに数多く存在しているからに過ぎません。そして、そのようなポストというのは、成功すれば多くの報酬が得られますが、失敗すれば、ボーナスはおろか、給料もないというような場合も珍しくありません。しかし、成功したときの報酬が途方もなく大きいので、そのポストを希望する人も多く存在するのです。

そして、最も重要なポイントは、彼ら ( 彼女ら ) 自身が、そのような「ハイリスク・ハイリターン」なポストを自ら選択しているということです。つまり、アメリカのホワイトカラーには、「ハイリスク・ハイリターン型」と「ローリスク・ローリターン型」の 2 種類の給与レベルがあって、どちらを選ぶかという選択権は、社員が持っているということです。もちろん、「ハイリスク・ハイリターン」型を選択するためには、それなりのスキル ( MBA 等) が必要なので、だれもが選択できるわけではないですが。

では、外資はどこが違うかといいますと、どうでもいいような時間、あまり成果に結びつかないような時間を極力なくし、会社にいないようにしているということに尽きます。

http://shachosan.rm-london.com/?eid=504330

ただ、その責任を労働者に委ねて良いのでしょうか?
「日本的習慣の上司がいるから、先に帰宅できないというものでなく、自己管理・自己責任の中で仕事を遂行してゆく。その中で休日なり、労働時間を管理して自己の裁量を拡大してゆく事で、「残業代」を払わないという短絡的な問題ではなく、根本的な仕事の仕方を、働き方を従来のもの差しでない事を模索しているのである」
というのであれば、例えば無意味な残業を事実上強要する上司を罰する規定を盛り込むとか、パワハラへの重大な処罰がなければ、暴力団員がふところに手を入れながら、「誠意見せて下さいよ」と言ってるのと変わらないのでではないでしょうか?