プログラマー不足の背景

http://ronspace.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_955a.html

実際には、ハードの性能が向上すると、ユーザの期待はそれをはるかに上回って増大する、というのが、業界の人間の感覚ですね。
ハードの性能が凄まじいスピードで向上し続けた結果、ソフトウエア開発がこれに追いつかなくなる、という問題が表れました。

ある程度は事実なんだけれど,やはり表面的に過ぎると思う.

病院は医師の真面目さや自己犠牲に甘えるだけではなく、それを利用して搾取しまくっているのでした。法律どおり医師にきちんとした労働環境を与えると病院が潰れてしまう、しかし病院の収入は医師しか生み出せない、だから医師を安い給料で、搾れるだけ搾って使い潰せ、どうせ潰れても辞めても医局から代わりが来る、というひどい病院が多かったのです。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070303

こうやってその病院の医者は当然のように辞めてしまい,経営者は「医者不足だからもっと医者を増やせ」と政府に泣きつくわけですね.自業自得と言う奴でしょ.ここの医師の部分をプログラマとかソフトウエア技術者に,病院の部分をSIerやIT業界に置き換えれば,プログラマ不足の真の理由が見えてきますね.

実際には、ハードの性能が向上すると、ユーザの期待はそれをはるかに上回って増大する、というのが、業界の人間の感覚ですね。

これは分からなくもない.そこをうまく折り合いを付けるのが商品企画や営業の仕事で,任天堂WiiとかDSなんかが成功したのもこの辺りが理由だろう.でもそれが分かってない営業や経営者が多すぎるんだよね.100倍のコストをかけて5倍のものを売るのなら馬鹿でもできるって.

ハードの性能が凄まじいスピードで向上し続けた結果、ソフトウエア開発がこれに追いつかなくなる、という問題が表れました。これがソフトウエア危機です。1960年代の終わり頃から言われ始めた言葉のようです。

うーん,これは半分事実で半分ウソだと思う.

たしかにコードサイズは急激に増大した.複雑さもました.だがソフトウエア開発技術も急激に進歩したし,使えるハードウエアスペックも桁違いになった.それを活用すれば生産性を桁違いにすること自体は不可能ではない.


あえていうなら,より専門家への依存度が増したことが大きな違いかな.単純なソフトなら素人に毛が生えた程度でも作れるが,より高度で複雑なものを作るには専門家が必要になる.でも今の日本の開発現場に,専門家がどれだけ生き残っている?