古くて新しい問題,それがMDA
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070419/268825/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070423/269105/
やはり上流工程が大事ですね。
なぜか古い世代はそのように言う.
アーキテクトを採用しただけでは,現場との溝が埋まらない。ボトムアップとトップダウンのアプローチをいかに並列に組み合わせるか,このプロジェクト・マネジメントが大切なのです。
それはプロジェクトマネジメントでもなんでもないような.
アーキテクトを採用したても問題を解決しないのは,技術を熟知した現場上がりの『本物のアーキテクト』ではないからでは?そんな偽物を押し付けられれば,どんなマネジメント手法をもってきたところで現場との溝が埋まることはないだろう.
日立製作所では,新たに「モデル・ベース開発」に取り組み始めました。特にデジタル家電では,製品仕様をきちんとモデル化し,それを上流で検証する必要性が高まっている。
ここでいう「モデルベース開発」の詳細についてはほとんど触れられていない.しかし,おそらく今度も失敗するのは確実だろう.
単なる『ナイト・オブ・ザ・リビング・CASEツール/ゾンビの誕生*1』に過ぎないという人もいます。私は後者の立場ですが、こういったうまい言い回し以上の何かが必要だと感じています。
http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?ModelDrivenArchitecture
ここで,テスト工程をいかに効率化するかが悩ましい問題となっている(図7)。
テスト不可能なものの多くはデバッグ不可能なものだが,そんなものを作っておいて生産性や効率が上がったとどうして言い切れるのだろう.デバッグ不可能とは欠陥品とほとんど同義だぞ.
例えば,コーティングとモデリングは全く異質の仕事です。コーディングでは分析する力が問われます。逆に,モデリングでは「概念化」あるいは「抽象化」の能力が必要になります。
プログラミングとモデリングとは全く異質の仕事です.プログラミングとはソフトウエアを開発する作業なのに対し,モデリングとは単なるお絵描きに過ぎません.*1
日本の開発現場が最も悩む点は何か。それは「自分の役割と専門」がはっきりしないことです。自分はプログラマなのか,テスターなのか,それともマネージャなのか。日本のソフトウエア開発現場は,このあたりが実にあいまいです。
NO.
「自分がなんであるか」については明確です.大半を占めるプログラマと,マネージャ兼任のプログラマの2種類.あとは足を引っ張るその他大勢かな.*2
オフショアへ,この流れには逆らえない
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070423/269161/
自動車業界では,いろいろな予想外の突発的なことが起こります。オフショア開発の体制では,こうした事態に対する小回りができなかったのが事実です。
ソフトウエア開発とは,本来そういうものです.常に予想外の突発的なことが発生するのが普通です.小回りの利かない重厚長大型開発は非常に効率が悪い.
言葉の壁は大きいですよね。仕様書も英語,会話も英語,これでは日本人にとって精神的な負担が大きい。実際に仕事をする現場のエンジニアが,英語というだけでストレスを感じてしまう。
なにを馬鹿なことを.
マニュアルも英語.参考文献も英語.WebもMLも英語なんてこともあるぞ.英語のできない奴はソフトウエア技術者を続けられません.しかも日本人との会話の方が下手をすると矛盾だらけで理解不可能なことさえある.そっちの方がよほどストレスが溜まるくらいだ.
ひょっとして英語にストレスを感じてるのは,技術者ではなく管理職の方ではないか?
米国サービス分野はなぜ強いのか 実はアウトソーシングでなく、インソーシング大国
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20070425/123610/
もっとも米国企業のアウトソーシング活用に関して言うと、一般にはインドにおけるコールセンター運営やソフトウエア開発など、海外へのアウトソーシング(オフショアリング)が話題になることが多いが、実のところ米企業のアウトソーシング全体に占めるオフショアリングの割合はごくわずかなものに過ぎない。
全米行政アカデミーの調査報告によると、米企業によるサービス業務のアウトソーシングの大半は米国内にある他の企業へのものであり、オフショアリングは国内アウトソーシングの20分の1程度に過ぎないとされている。例えばコールセンターで言えば、インドよりもむしろユタ州など国内の低コスト地域へのアウトソーシングの方が規模的にははるかに大きい。