Javaの父、Java以外の開発言語を語る

http://www.atmarkit.co.jp/news/200705/22/java.html
とりあえずメモ.

ジェームズ=ゴスリン氏のインタビュー記事.
久し振りに読み応えのある記事でした.

(JVMは)32ビットだといわれましたが、実際にはずっと以前から32ビットと64ビットの両方に対応しています。大量のメモリを搭載したマシンもサポートしています。

JVMが基本的に32bitなのはJavaアプリが動く部分,バイトコードレベルの話かな.JVM自身がOSレベルで64bitメモリ空間を使うか否かとは別の問題だし,SUNのサーバー用VMであれば64bitに対応していて当然だろう.

C#は風変わりな言語です。というのも、C#のコードには保護された部分とそうでない部分、管理された部分とそうでない部分があるからです。C#の管理コードは基本的に、Javaのマニュアルからカット&ペーストしたようなものです。しかしC#は、非管理コードを極めて多用しています。われわれは基本的に、裸のポインタを使用するC#の非管理コードというのは、愚かなアイデアだと考えています

これは全く同感.まさに水と油なんですよね.うまく混ざるわけがない.メモリモデル的にも無理が出るし,最適化も遙かに難しくなる.

確かにマイクロソフトCLRを移植すると発表しました。しかし、.NETの世界で利用する巨大なライブラリの1つはExcelです。Wordもそうです。では、彼らはWordをLinuxなどに移植するつもりなのでしょうか。そんな話は聞いたことがありません。

わたしが全般的に関心を抱いているのは、マルチスレッディングの方向性です。ムーアの法則が言う指数関数的増大傾向は、CPUコアの数の方にシフトしてきました。(中略)20年後には、8000コアCPUを搭載したデスクトップマシンが出回っているかもしれません。そんなマシン用にプログラムを書ける人がいるでしょうか。

その前にマルチスレッドプログラミングの基本さえ分かってない人がJavaプログラマーを騙ってる現状をなんとかする必要がありそう.