エージェントが悪いのか、それとも人事部が無能なのか

「転職エージェントは、誰の「エージェント」なのか?」
http://blog.gcd.org/archives/50984831.html

つまり、「転職エージェントは、誰の『エージェント』なのか?」といえば、求人企業に代わって求職者を探してくれる、求人企業のエージェント (代理人) なのである。このことは秘密でも何でもなく、多くの人が知っている事実だと思うのだが、問題は当事者である求職者が、この事実を知らされていない、あるいは「求職者のエージェント」であると誤解するのを放置している、あるいは (派手な広告宣伝などによって) 誤解を助長していることにあるのだと思う。

それは当然知っている.*1

フィーの額が採否を左右するとしたらどうだろう?求人企業側にとってはフィーを払う以上、そのフィーに見合う人材かどうかが採否の判断基準になるのは当然のこと。だとすれば不当に (?) 高い値段が自分につけられていないか、気になるのではないだろうか?

それも良く良く理解できる.

そうは言うものの,名前の売れた大手ならまだしも名前の売れていない中規模以下の企業だと,数少ない中途採用の募集状況を把握するのはほとんど不可能という問題に直面する.企業の人事部が仲介業としてのエージェントに丸投げしている限り,応募する側としてはエージェント経由でコンタクトを取るしかない場面が少なからずあるのだ.*2

こうして見ると,企業の人事部の仕事とは一体なんなのかと勘ぐりたくなる.*3

参考:

欧米の常識 vs 日本の非常識

1)派遣労働者が受け取る賃金は必ず正規以上と法定 vs 正規の半分以下
2)派遣労働が2年超だと直接雇用義務 vs 期限撤廃して無期限派遣
3)派遣のピンハネ率は10%未満と法定 vs ピンハネ率は自由、平均40%以上
4)企業が支払う総額はガラス張り vs けっして派遣労働者に教えないブラックボックス
5)派遣労働者の巨大全国組合がある vs 何も無い
6)派遣労働は事業拡大時などにのみ使うと法定 vs 正社員をクビにしてどんどん派遣に置き換えてよい
http://0gx.org/000440.html

*1:知りたくもなかったけど.

*2:まるでSIerの営業に丸投げする顧客企業の担当者のようだね.営業を中抜きすれば,どれほどコストダウンできることか.

*3:せめて,まともなjob descriptionくらいは作ってくれよな.何をするのかわからんまま応募できるわけないだろうに.