「安い施工会社は本当に安いのか」

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建設会社でのプロジェクトマネジメントの話.

サブコンは最低金額で仕事を落札してきたものだけが選ばれるが、もちろんコストを下げた最低金額にするために、サブコンはその仕事に出来る限りお金をかけないようにする。だから、仕事も手抜きになるし、マネジメントによる管理も弱くなる。すると、彼らに代わって元請けであるゼネコンが時間をかけてそのサブコンを管理しなくてはいけなくなる。業界では「ベビーシッティング」つまり、「赤ちゃんの面倒をみる」という言い方をする。

ソフトウエアの場合は問題はさらに深刻で,管理コストが増大するだけでなく作り直しのコストや納期遅れなどが頻発する.時には深刻なシステムトラブルを引き起こし,会社の信用にもかかわる.

建設に限らず、全てのプロジェクトの大半の時間は「待ち」と「コーディネーション」に消えるという事実はここにある。工程計画表のほとんどが役に立たないのもコレが理由。コストとロスタイムは同等なので、工程表に従った厳しい管理は逆に「管理費」というコスト上のロスが生じる。

下請け苛めで単価を切り下げれば下げるほど管理コストは増大し,元請け側のコストも跳ね上がる.IT業界と同じですね.

大量に人を送り込めば工期がすぐに短縮できるというものでは無いので、

そのはずなんだが,なんでこの常識を知らない管理職がいるんだろう...orz