続・プログラマーになれる人となれない人
先日の続き.
もう話が発散しすぎて何がなにやら.
先に自分の意見をまとめるとこんな感じ.
- Fizz-Buzz問題ができず,ポインタも再帰も理解できない人は,プログラマーになれません.
- 例の区分*1でいうCランク以下は本来プログラマではない.
- ただし実際にはCランクの人にも,プログラミングの周辺でできる作業はあるだろう.だがやはりそれでも彼らはプログラマーではない.
- Cランク以下の人にプログラムを書かせてはならない.Cランク程度なら生産性0ですむかもしれないが,D,Eとなると生産性はマイナスなので,書けば書くほど足を引っ張る.
- 明らかに「単方向リストは習ったよね?」で「循環リスト」に出来ない時点で既に終わりではないかと……。
- 意味のあるコードを意味不明なコードに書き換えるプログラマのなんと多いことか!
ある構造のプログラムと、
ちょっと構造が変わったプログラムが
意味的には一緒であることが理解できなかったり。それは、つまりプログラムが、
チューリング完全で等価であるといった、
情報処理系の学科として基本的なことが理解できない。
簡単に言うと、構造化プログラムとか理解してない。
http://blog.livedoor.jp/ys_y0217/archives/50705695.html
(才能を)持ってる人は持たない人の気持ちが理解できないんだなぁ
多分、悪気とか悪意とかは全然なくって
純粋に持たない人の気持ちが本当に文字通り理解できないんだろうなぁと思った。
http://yoshiori.org/blog/2007/05/_fizzbuzz.php
あくまで「才能」ではなく「素質」とか「素養」のレベルだと思うけれど,たしかに理解できません.*2
(続き)
下手の横好きがプログラマになっても良いと思う。
下手の横好きが「プログラミングをする」のは自由です.たとえばオープンソースコミュニティに参加し,たとえ僅かでも貢献することなどは非常に意義のあることだと思います.でも残念ですが,ポインタも再帰も循環リストも作れない人はプログラマーにはなれません.それはまるでキャッチボールも満足にできない人が,プロ野球選手になろうとするのと同じくらい無理な話だと思います.
もちろん下手の横好きで草野球を続けるのは自由です.子供達に野球を教えるのを老後の楽しみにするのだっていいでしょう.でも,それなりの素質の無い人間がプロの世界に入ることは,誰のためにもなりません.本人のためにも,回りの人のためにも.
じゃあ好きならいいのかというとそうでもなく。なぜなら好きだけどどうしようもないくらいだめ、というパターンの人間も経験上何人か見てきているからである。そういう人間はなまじ(間違った)自信を持っているから、まっさらで入ってきた人間よりむしろたちが悪い。
結局重要なのは、プログラムができるできないとかそういうレベルの問題じゃなくて、その人自身の「ポテンシャル」が高いか低いかなのだと思う。
http://d.hatena.ne.jp/nattow/20070530/1180536365
*1:http://d.hatena.ne.jp/kagamihoge/20070527/1180248712
*2:ポインタを容易く理解できる「素質」を持っている人間ではあるが,自分の「才能の壁」というものを日々感じずにはいられない.しょせんは私なぞは人並みの「素質」を持っているだけで,10年に一人の「天才」ではないのだ.