転職ネタ

我慢を知らない若者では勤まらない

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20071004/136800/
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20071009/1192031148
「最近の若者が転職するのは根性がないから」という毎度の話.

確かにここ10年ほどの間に雇用の流動化が異常なほど進展した。ありとあらゆる職場で、パートや派遣社員の数が大幅に増えた。しかし当然のことながら、彼ら、彼女らはいつ「他の会社に変われ」と言われるかもしれないから、正社員に比べると愛社精神は薄いだろう。そのような人々が大勢を占めるような職場で、日本が得意にしてきた「すり合わせ型の技術」を維持し、伝承していけるかどうかは、はなはだ疑問だ。

その心配はないな.正社員にだって,もはや愛社精神などは残ってはいまい.しかもそうし向けたのは企業の側だ.今更被害者ぶるのはお門違いだ.

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

http://inoue0.exblog.jp/6361006

 政策研究大学院は、官僚の再教育機関として作られた国立大学である。官庁から推薦を受けた人しか入れない。教員も官僚の天下りである。学費も、大学運営費用も、全部、国持ちである。
 通常の国立大学には、少なくとも、入学者獲得競争があるのに、この大学院大学には、それすらない。
 ある意味で、国立大学よりも「国立」なのである。入学者、教員、経費すべてが国持ちのお手盛り大学だ。
 この大学にして、この程度の教員かと思うと、納得してしまう。地方国立大学が数年以内にいくつか廃止統合の憂き目に遭うだろうが、その前に、政策研究大学院をつぶすべきだと思う。こんなものはいらない。

コメント欄より

多くのコメントが寄せられているようですが、このコメントこそが、今の若者の現状です。

それは正しい.

自分らしい仕事をしたい。

NO

自分は休みなく一生懸命に頑張っているが、給料が下がる。

NO.
年功序列が残っているために,正社員においてでさえ一生給料が『上がらない』という話をしている.非正規雇用においては中年を過ぎた後の雇用の保障さえない.
しかも年齢構成がバブル世代以上が膨らみ,それ以下が急激にしぼむという「キノコ型」になっているため,今の若い世代への負担が増大しているという問題もある.

テレビに出ているセレブとなぜこんなにも違うのかと不公平を叫び、

NO.比較しているのは「せれぶ」などという怪しげなモノではなく,主にバブル以前の世代との世代間格差です.*1

そして、自分達の立場でしか物事を見れず、自己に対する批判は徹底的に拒絶する。

これはこのコメント主のことですね.

おそらく、自分らしい仕事で、休みが取れ、給料は多く、そして人様から批判を受けない、そんな人生を求めているように思います。

全くの偏見.勉強不足だなあ.

新入社員、「辞めるつもりで入社」が4割

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/071008/biz0710081552002-n1.htm
正確には「辞めるかもしれない」が4割と思う.
そうでなくても,3年以内に3割以上が辞めるんだけどね.

「20代は転職厳禁」という意見

http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2007/10/20_c351.html
http://blogs.itmedia.co.jp/mm21/2007/10/20_c6e1.html

・20代で転職を繰り返せば、いつまでたっても新米の使い走り。30代だって、新しい職場では新米からの出直し、マイナスからのスタート

転職を頻繁に繰り返すのは賛成しない.だけど20代は厳禁というのは暴論.運が良ければそれでもいいけど,実際にはこんな戯言に耳を貸す必要はない.*2

特に日本のIT業界だと30歳と35歳が一つの節目になってるから,「30すぎるまで待て」というルールに従うと転職する最大のチャンスを逃すことになります.

20代でも転職を考えてみたら、という悪の誘い

http://blogs.itmedia.co.jp/daitaian/2007/10/20_9d88.html

20代で転職を繰り返せば、いつまでたっても新米の使い走り。30代だって、新しい職場では新米からの出直し、マイナスからのスタート

というのは、当たっている。

しかし、そうではなく、業務の一部のルーチンワークアサインされるだけであったり、一部のプロセス処理のみをする場合もあることでしょう。おそらく、本当ならば、そういったルーチンであっても、問題分析、立案、同意、行動、成果のサイクルは存在するのだと思います。それでも、そのサイクルを実施させてもらえない環境であったりするなら、転職を考えても良いような気がします。

インターネット業界では転職が当たり前?--転職経験者は約8割に

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20358044,00.htm

タカシが考えるメンターの要件とは ?

http://www.daijob.com/columns/takashi/article/1462

M 氏 「俺のチームの面倒を見るやつがいないから、お前やれ。」
私 「私は辞めると言うとるやないですかーーー(T−T)」
M氏 「どうせお前のことだから、辞める原因って、金じゃないだろ ? 自分のチーム持って、自分のやりたいようにしたいだけなんじゃないのか ? 」

… ず、図星やんけ …

M 氏 「なら、今の会社でやれ。」

私は、 M 氏以外の上司にも転職の話をしましたが、その多くはきれいな言葉を並べて、私を引き止めようとするものでした。「この会社は、タカシを必要としている … 」「タカシなら、しばらくすればチームを持ってやっていけるさ … 」 しかし、どの話も「自分のチームを持って、自分のやりたいようにする」という私の希望を、具体的に満たしてくれるものではありませんでした。そんな中で、唯一 M 氏だけが、私の希望を現実に満たし、実現してやろうと申し出てくれたわけです。 M 氏には私の希望を実現する力がある、この人をメンターとしてしばらくやってみようか … これが、私が転職を思いとどまった最大の理由に他なりません。

*1:おそらく,このコメント主も,そのバブル世代以前の一人.

*2:運悪くブラック企業に捕まった場合は遅くとも3年以内には転職すべし.