そりゃ売り手市場ならね.

http://d.hatena.ne.jp/yo4ma3/20080118/1200690662

就職活動を終えた先輩の皆さん。あなたは後輩に「こうすれば絶対内定取れるぞ!」と、どのようにアドバイスしますか?

今の日本限定で言えば,
1,子供(同世代の人間)が少なく,就職活動時期が好景気な時に産んでもらう.*1
2,高い学歴を持つ.
の二つくらいじゃないかな.なにせ人事部がそれしか見ないから.

皮肉な話だが,この人が本当に現役東大生であるならば,こういう就職活動のアドバイスをするのに最も不適切なタイプの人間と言えよう.景気が良くて,学歴さえあれば,どんなバカでも内定とれるわなと.

  • 『「こうすれば絶対内定取れる!」という普遍的なアドバイス』そんな普遍はない。すべては人事担当者とのフィーリングだよ。

そんなとこ.ホントにいろんな企業があるが,日本企業に限ればおおかた人事部が取り仕切ってるようです.

  • 個人的には夢を語る奴ほど、就職後の愚痴が多い気がしますがねぇ・・・

夢と希望を持って入ってきた人ほど,理想と現実とのギャップに絶望するんでしょうね.
企業の人事部も,そろそろ本当のことを話した方がいいと思うんだ.嘘で塗り固めた広告で若い者を騙して入社させたって,3年以内に辞められるだけだよ.

「企業説明会の参加率が非常に悪いので弱っている」らしい。(中略)
で、どうすんの?と聞いたところ・・・
「部長曰く、説明会にお土産を持たせようかと・・・」
おいおいお土産かよ(笑)
携帯ストラップとかペンとか、そういうグッズなら従来からわりとポピュラーだったが、もうちょっと良い物を出そうか検討中だそうだ。そういえば、図書券やクオカード持たせている企業は実際に存在する。

でもねえ、冷静に考えて、たとえば1000円のギフトカード目当てにやってくる人を本当に欲しいの??って話だ。たとえ意外といい人で内定までこぎつけたとしても、ちょこっと支度金出されるだけですぐに第二新卒で転職しそうな気がするが。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090/2615616#2615616

結局「この企業で働くと、あなたたちにこれだけのプラスがありますよ」というものを出せないところはキツイでしょうね。それこそ、賞与が努力次第で3倍まで跳ね上がるとか、教育制度が充実してるとか、20代でマネージャー職とか…

ま、私が働いている会社もそうですが、大企業では無理でしょうね。なんせ経営のマネジメントというものが何一つわかってない人たちばかりですから。

「キャリアを実現するための「就活」とは ?」

  • 結局のところ、私は大手の銀行に就職することができましたから、「大手企業に入って、安定性を確保して、人生の勝者になる」という目的は、その時点ではひとまず達成することができました。
  • 「10 年間の辛抱だ … 10 年たてば、人生の勝者になれる。今は、ガマン、ガマン … 」なんて思っていたら、入社 7 年後に、勝者であったはずの銀行はあっけなく破綻してしまいました (なんとねーーーーーーーーーーーー(T-T)(T-T)(T-T))。今でこそ、金融機関の破綻というのは、それなりの頻度で起こる可能性があると認知されていますが、当時の感覚では、銀行は絶対に破綻しないという「銀行不倒神話」という考えがありましたから、銀行がバタバタと潰れていく様は、まさに私の人生観を変えてしまいました。
https://www.daijob.com/columns/takashi/article/1508
  • 「過去に思い描いていた夢とキャリアを混同しない方がいい。目指すべきキャリアなんて、そのときどきによって変わるんだから。経験を通して、そのときの自分に最も合っているキャリアを選択できなきゃ、意味ないだろ ! 」
  • 私から学生のみなさんにできるアドバイスは、「もっと気楽に考えろ ! 」 ということです。所詮、自分に何が向いているか、何が好きか、なんていうのは、働いてみないとわかりません。「就活」の時点で、何となく興味のあるものがあれば、その業界に入って、じっくりと自分のキャリアを見定めることです。
https://www.daijob.com/columns/takashi/article/1517

http://d.hatena.ne.jp/travesty/20080127/p1

思うに、日本の就職活動はきわめて護衛船団方式で、多くの会社が誰でもエントリーできるし、裏口入社はないことになっている(少なくとも、たたかれる傾向にある)ので、こんな基本的な分析をしないうちから活動が始まって、だからこそ採用担当の目から見ると、「あぁ、なにも考えて着ないのね、このお方、ぽにょ」と思ってしまうギャップが生じてしまうのでしょう。

それはお互い様でしょう.

護送船団方式で守られているので,日本の各企業(の人事部)は自己分析もアピールも極めて弱い.買い手市場の頃はそれでも良かったけれど,一度売り手市場になれば自己アピールもできない企業は良い人材を集められなくなっても当然ですよ.*2

しかし、企業を回る中で違和感を感じたことは確かだ。その違和感をうまく説明できる自信はないのだけど。何だろう、「着地点が見えない」といった感じ。

企業がどのような人物を望んでいて、学生がどんなプレゼンをしたならば受け入れられるのかがわからない。どんな人物がその会社とかみ合うことが出来るのか。「企業分析」をするために会社説明会に行ってみたり社員と話してみても、わからない。どの会社でも通り一遍等なことを言われるだけだ。「想像力豊かな人」「集中して取り組める人」「好奇心のある人」…なんじゃそりゃ。そりゃ、そんな人間ならどの企業も欲しいだろうよ。でもアバウトすぎる。

http://d.hatena.ne.jp/gyrase/20080121/1200936172

*1:結局は運なんだが.

*2:http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20070911/p2