会社を辞めた時のライフハック?

http://blog.yappo.jp/yappo/archives/000594.html

離職日から30日くらい経過して失業の受給申請しにいこうと思ったんだけど、失職日から月さえまたがなければ満額貰える物だと勘違いしたら、職業安定所に行って求職票をだした日から受給期間がカウントされるそうだ。
色んな意味で涙目。

『いや,それ常識だから。』



……と一瞬本気で思ったんだが,世間一般としては常識じゃなかったんだっけ? orz


会社都合でも手続きした日(受給資格決定日)から7日間の「待機」*1の後、初めて給付期間に入る.自主都合退職の場合は給付制限期間が3ヶ月ほどついて,給付期間に入るのはそれが終わってから.

その後も「働く気のない人には支給しない」という建て前なので,「求職活動をしていたという実績」がない人には支給されない.実績と言ってもそんなに大したものじゃなくて,求人に応募した*2,「転職に使える資格試験*3を受験した」とか,人材紹介会社に行って職業相談を受けたとかが月二回以上あればOK.

いずれにせよ,要は一刻も早くハローワークに最初の手続きにいくこと.そうすれば後のことは全部説明してくれるし,詳細についても雇用保険受給資格者のしおりを見れば載っている.後の日程は全て申請した日を起点にして決められるし,次にいつ来るのかも指示されるから原則それに従えばいい..



ブクマより

バイト首になってももらえるのかな

これはもちろん無理.そして,たぶん非正規雇用でもダメなんじゃないかな.*4

基本的に雇用保険の被保険者に一定期間なっていた実績がないともらえない.正社員でも期間が短すぎるとダメなはず.つまりは正社員で終身雇用な中高年は守ってくれるけど,非正規雇用の若者は守ってくれないのが雇用保険という制度であると.企業側からすれば「社員の生活の安定を減らしてコストダウン」が非正規雇用.企業側にとって実に都合の良い制度なのだ.

追記:
上記について「間違ってる」というツッコミが入ってる.
http://www.yhlee.org/diary/?date=20080701#p01

まあ建て前としてはそうなんだろうが,いかにして「無駄なコスト」を減らすかに全力を尽くす経営者が,そんな素直に負担してくれるだろうか.非正規雇用なんていわば発泡酒.「税金がかからないから安く飲めるというのが最大のウリなのに,税金を払ってしまったら意味ないじゃん」というのが経営者の考えるとこだろう.だいたいそんなに良心的で長期雇用を考えてるなら,最初から正社員で採用するってば.

条件はふたつ。

  1. 週あたりの所定労働時間が20時間以上であること
  2. 1年以上雇われる見込みであること

オレの契約期間は3ヶ月だ。ダメか。。。とがっかりするのは早い。

そう言えば,契約期間が一年以下の募集がやたらと多かったけど,そういう理由だったんだね.ようやく理解した.

どうだろうか。これはかなり門戸が広いと思うのだが。

そう思ってるのはお役所だけでは?「契約期間が一年以上だったら雇用保険に入る」という規則があれば,契約期間を一年未満に設定するのが日本の経営者の仕事だよ.*5


ブクマより

俺みたいに突っ張って辞めたりすると離職票(証明書)もらえなくて大変だった。

それは一応ルール違反だったはずなんだが…….しかし日本の経営者としてはありがちな話らしい.

*1:「待機期間」の略じゃないだろうか.「短観」が「日本銀行短期経済観測」の略みたいなもんで,知らない限り分かるわけないと思う.

*2:応募だけでいいみたいだね.たとえ書類選考落ちでも.orz

*3:TOEICでも簿記でも,それこそ情報処理技術者試験みたいなものでさえも.

*4:条件によっては可みたいです.前の契約で雇用保険に入っていたかどうか確認しましょう.コストダウン第一の経営者が,はたして雇用保険のような「(経営者視点で)無駄なコスト」を負担してくれていればいいんだけどね.

*5:これについては日本に限らないかもしれない.