「縮む日本の新興市場」
http://anond.hatelabo.jp/20080802152353
なんか「学歴があろうが無かろうがすごいやつはすごいし駄目なやつは駄目」みたいな方向のエントリをいくつか見かけたけど、そんなのは当然のこと。
学歴ある人は大抵そういう認識だと思う.
だって高学歴である人のいる大学には同じくらいに高学歴の人達がウジャウジャいて,その中でも出来る奴もいればそうでない奴もいるし,中には落ちこぼれだっているのは身を以て経験しているから.
で、現在。今でも連絡取ってる大学時代の知人のうち、半分くらいはニートorフリーター。
なんだろう。当時優秀で天才でエリートだと思ってた彼らが、現在趣味で作ったWebサービスとか公開したりしつつぼそぼそとくすぶってるのを見るとなんかやるせない気分になる。
所詮は彼らもその程度までの人間だったのか、単に不器用で社会に適合できなかっただけなのか、一体彼らに足りないのは何なのか。
偶然みかけたブログ.
縮む日本の新興市場
東証マザーズに上場する全企業の時価総額を合わせるといくらになるかご存知であろうか?
答えは、1.8兆円(2008年6月末現在)。
ライブドア事件が起きる直前の2005年12月末のマザーズ全時価総額は7兆円あったようで、その時期に比べて約4分の1になってしまったことになる。(中略)
http://vc.typepad.jp/weblog/2008/07/post-cdf8.html
なぜこのようなことになっているのか。諸説あろうが、期待ほどには成長できない現実と、不透明なイメージを払拭できていないことによるのではないか。突き詰めればマザーズ上場企業全体への信認が問われていると思われる。
日本の『ベンチャーブーム』なんてしょせんは偽物のベンチャーで,バブル崩壊と就職氷河期によってうまれた,行き場を失った有り余る過剰な才能が流れ込むゴミ捨て場みたいなものだったんじゃないかと.
どれほど才能とやる気があっても,それを活かせる場所が存在しない.変革しようとすれば起業するしかない.しかしそうやって変革を起こそうとした人々は,古い産業(例えばTV局や新聞社)が,国家権力を動員してでも叩きつぶす.ライブドア事件って,そういうことだよね.政府が古い産業の保護に注力するとわかった以上は,革命でも起こさない限り新しい産業を興すのは無謀だし投資する人だっていなくなる.投資家はバカじゃないから,マザーズが国際的に信用を失っても当然だと思うなあ.
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