産科崩壊,消えた工学部,ポニョの画像,シグマ
「大野病院事件」、無罪判決が下る
http://slashdot.jp/article.pl?sid=08/08/22/0831252
刑事事件という時点で門前払いにされても良かったはずの事件.
裁判が起こっただけで参加産科医療は崩壊した.
有罪判決が出れば日本の医療は終わる.
へっぽこ管理者ではなくて、迅速なパッチ当てとか日々の管理業務とかは人並み以上に完璧にこなし毎月200時間の残業にも耐える優良管理者だったけど、なんか内部事情を知る者のバックドアによって、ほとんど不可抗力的な巧妙な攻撃を受けた、と。ただ一般人にはユチャクタイバンもバックドアもゼロデイアタックも意味不明な言葉過ぎて理解できない。
そこで「お前の会社の内部反省会の資料で過失が色々書いてある」というのを理由に、アナタが1年後に個人的に逮捕され、「サーバの操作ミスで顧客情報を流出させた管理者が逮捕!」「ゼロデイアタックの実務経験が全くない管理者!」とか叩かれ、
「危険を感じた瞬間に安全なシャットダウンを断念し、電源ケーブルやLANケーブルをすぐにひっこ抜くべきだった明確な過失」という内容で起訴され(物理的にネットワークを遮断するのが基本だと書いてある本は実在したとして、現場で実際に可能ですか)、
裁判中に「脆弱性」を「きじゃくせい」と読む とか、「ところでウープスって何? (←UPSのこと)」とか、そういうレベルも知らない検察に1年以上も公判を維持された、というような状況です。
正直、意味がわかっていればアホらしすぎて付き合ってられません。
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=415555&cid=1408148
この手の話題でいつも思うんだけど、どうして「被害者と同じ立場だったら」という仮定はするのに「被告人と同じ立場だったら」という仮定はしないんだろうね?
…いや、理由は明白なんだけどね。
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=415555&cid=1408065
「自分は正義の側の人間だから、被告人席に立つことなどありえない!」と思いこんでいるからです。
ああ,組込みシステムにおいては,そのリスクはシャレになっていません.
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=415555&cid=1408193
今年のTOPPERSカンファレンスの招待講演で,ある領域の医療用のロボットから日本は手を引いてしまったと聞きました.万一の事故のとき,メーカ側の保障問題になるリスクを避けるためのようですが,その判断が日本に与える経済的/技術的損失は計り知れない,と.
医者でなくとも物作りに携わるものであれば,多かれ少なかれ似たようなことは考えると思う.マスゴミは何も作らず,何も考えず,何も責任を取らない.*1
「存続できず、廃部に追い込まれた工学部」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080820/168389/
- ほとんど「全入」と言ってもいい状況でした。かといって、誰でも入学させていいわけではありませんから、「数学の試験で0点の人に限り不合格としよう」といった最低限の基準を設けました。工学部としては苦渋の選択と言っていいでしょう。
- 例えば、分数の計算がおぼつかない。土木工学の専門分野で応用的に指数計算をする場面で、できないことがある。文字式が使えないこともありました。問題を与えて、文字式を作ってもらって、それを解いてもらうという時に、式の変形ができない。学生の学力低下は顕著になっていきました。
そりゃ工学部としての存在意義がないような.
シグマ再び
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080821_soumu_hanzai/
http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=08/08/22/0326201
やる前から失敗が確実視されてるんだけど,失敗した場合の責任は誰が取るのかな.*2
そういえば「情報大後悔プロジェクト」というのもあったけど,あれはその後どうなったんだろう?