「潰れる会社の空気」

http://blogmag.ascii.jp/kodera/2008/12/31222034.html
メモ.
新年を迎えて一つ目のネタがコレ.リーマンショック後のプチ不景気*1な2009年を象徴するネタといえるかもしれない.

やばい会社というのは、まずいつも行く雰囲気に比べて、なんとなく上の空というか、浮ついた感じが出てくる。次に、普段見たことのない背広を着た若手が、現場をうろうろし始める。彼らは銀行から出向してきた人間で、業務のてこ入れというよりも、事業として芽がなさそうかをチェックしに来ている。

社員に比べてフリーランスは時たましか行かないので、そのあたりの雰囲気を敏感に察知して、早めに手を引く必要がある。倒産するときは、予告もなく一気に来るものである。

「何言ってるんですか、オレはその会社で働いてる者です。社長が金持って逃げた。このまま連絡取れないと、あんたたちも取りっぱぐれますよ!」

というと、さすがに貸事務所のおばちゃんもやばいと思ったのか、速攻で社長の携帯に繋いでくれた。こうして年の暮れにようやく社長をとっ捕まえて、振り込みさせたのを今もよく覚えている。今考えればずいぶん無茶だったが、まあビデオ業界というのは、社長が夜逃げ同然に逃げるのはよくある話だったのである。

出版社が潰れたのも、2件遭遇した。そこも直接乗り込んで、その場で社長から現金でギャラを払ってもらった。

ついでに『倒産』タグも追加した.シリーズ化してほしくないなあ…….

*1:バブル崩壊後の1991年に比べれば...