「徹夜がデフォは変えられるか」

http://blogmag.ascii.jp/kodera/2008/12/18231751.html
一瞬,IT業界の話かと思った.

後で内容をじっくり読んで,ますますそう思った.

モノを作る、特に既製品ではなく、世の中に一つしかないことを求められる超カスタムメイドの「番組」を作るという仕事は、「デフォルトが徹夜」である。イデアを形にするのに、ものすごく時間がかかるものなのだ。しかし制作に当てられる日数は、限られている。

だからまあ,ITに関しては可能な限り既存パーツの流用を考える.カスタマイズは工数に見合うだけの売上に繋がることがほとんどない.でも日本企業では無駄なカスタマイズが慣例になってしまった.

たぶんこういう仕事だから、テレビの現場仕事は他人からはうらやましいとも思われないし、若い人のなり手もない。多くのポストプロダクションでは、新人は毎年入るが、そのほとんどが1年足らずで辞めて行ってしまうのだという。

僕が新人の頃は、オンラインの編集マンが現役でやれるのは35歳ぐらいまでと言われていた。それ以上年をとると体力的について行けず、課長などになってスケジュール管理などの事務方に回るのが普通であった。(中略)業界全体が老朽化している

放送局の広告収入下落が本格的な問題となっており、すでに現場では制作費一律カットの通達を受けている。そのしわ寄せは、実際に制作を回すスタッフの人件費削減で埋め合わせされる。

歳をとっても給料が上がらないのでは、家族を持つことも、養うことも難しい現場が好きだから、では続けられなくなっていくというのは、筆者らが若いときに横目で見ていた、かつての映画のスタッフの姿と同じだ。

えーっと,本当に違う業界?どこからどう見てもIT業界そのまんまにしか見えないわ.