これはひどい本
- 作者: 矢沢久雄
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上の本のレビューを見ていると,ちょっと面白いものがあった.
『よくできた見出し』 これ程の本はなかなかお目にかかれません。著者紹介に書か れていますが、自称「ソフトウェア芸人」というだけあって、 はじめからおわりまで、結構楽しく読ませてもらいました。 ひさしぶりにこの様な文章を読んだ気がします。その内容が どんなものか知りたいという方は、日経BPのウェブサイトへ いってみると著者の記事があるので参考になると思います。 (以下略) http://www.amazon.co.jp/review/R3OWYB9YE1YFS4/?ASIN=477413628X
一見しただけだと誉めているようにも見えるけど,星一つであることを知った上で読み返すと実に意味深な言い回しになる.
- 中級者はこの本を読むことで、自分の理解がどこまで正しいか試されます。
- とくにオブジェクト指向に関する説明は斬新です。
という部分を見る限り,憂鬱本に匹敵する迷著のようだ。*1
http://d.hatena.ne.jp/bleis-tift/20081018/1224263803
これは一度確認して,必要があれば駄目本リストに加えるとしよう.
それにしても,ごく自然な文章のなかに皮肉をタップリとおりまぜ,おまけに立て読みまで隠しているとは恐れ入った.
*1:「この腕が悪くないところがガンで、口から出鱈目を吐いていてくれたほうがまだ良かった。嘘は真実を混ぜ込んだ方がより嘘として効果的になります。なまじキチンとしてるだけに、かえってダメージがでかいという本です。」http://d.hatena.ne.jp/minekoa/20080503/1209799681