読むと頭がクラクラする

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20090124/p2 の続き.

プログラミングのセオリー

プログラミングのセオリー

現物を確認.


内容は私の予想を遥かに超える物でした.正直に言って,とても正視に耐えません.読んでいるだけで目眩がしてきます.まさか皮肉たっぷりのあのレビュー*1通りの本だとは思いもよりませんでした.あのレビューの作者には座布団三枚あげたいくらいです.

  • これ程の本はなかなかお目にかかれません。
  • はじめからおわりまで、結構楽しく読ませてもらいました。ひさしぶりにこの様な文章を読んだ気がします。
  • 初心者はむしろ避けるべきかもしれません。
  • 中級者はこの本を読むことで、自分の理解がどこまで正しいか試されます。
  • とくにオブジェクト指向に関する説明は斬新です。*2
  • 内容をじっくり確認するまでもなく、一目でただの本ではないと確信しました。


この本は憂鬱本に劣るとも勝らない,史上希に見る優れた反面教師だと思います.読んでいて目眩に襲われたことも一度や二度ではありません.

まるでこんな感じで

というのも、私もこの本読んで相当混乱させられて。ここはよし、ここもまぁいっかな?と確認しながら歩いているのに、気がつけば明後日の方向にいる。それが実に巧妙で、この本には方向感覚を狂わせる魔法か何かが掛かっているのでしょうか、と思うくらい。なんか階段を上ったつもりなのに気付いたら降りてる感じですよ。気付いたら迷ってます。この本には見た目のフレンドリーさに反した、なにか恐ろしいものの片鱗を感じるのですが、それが何だか説明できない...orz 魔書?。パウ・デイレルの書とか、その類の本?

http://d.hatena.ne.jp/minekoa/20080803/1217795027


憂鬱本との一番大きな違いは,この本がベストセラーにならなかったことかな.もしなっていたらと思うとゾッとしますね.


追記:

オブジェクト指向プログラミングを指導して早10年 私はこうやって教えています〜難解な技術をわかりやすく教えるコツ〜」http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20080709/310479/

こんな人がデマをまき散らし続けていたわけですね.*3それも10年間も...この業界が酷くなったわけだ.*4


なんだろう,この言いようのない絶望感は.orz

さらに追記

久しぶりにプログラミングの本を読んだら大当たりだった。後輩に教える時役立つ事や、自分でも腑に落ちなかった事の答がいろいろ書かれていた。

http://d.hatena.ne.jp/kogo77/20090209/1234188321

この内容を完璧にすれば、相当プログラミングが上達しそうですね。

http://d.hatena.ne.jp/hat-tun/20090214/1234585477

いやいやいやいや,この本は相当にダメですから.こんな本を参考にすると地獄を見ますよー.
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20070522/p1