地デジ vs かんぽの宿
かんぽの宿
http://www.asahi.com/national/update/0218/TKY200902180284.html
宿泊・保養施設「かんぽの宿」の売却契約が進んでいた08年10月末から12月下旬にかけて、日本郵政が地上デジタル放送に対応した液晶テレビや超低温冷凍庫など計3億5千万円分を購入していたことが分かった。売却が最終局面を迎えた最中に多額の設備費を投じる必要があったのか、議論を呼びそうだ。
ワンルームマンションなんかでも、入居者が入れ替わる時は全体の清掃に加えて割れたガラスの交換や壊れた部分の修理はもちろん,壁紙を貼り替えたり,古くなったエアコンや給湯器を修理したり入れ替えたりくらいはやるんだが.時には流行に合わせて大幅なリフォームをすることだってある.*1
20インチの液晶テレビくらいは今だと贅沢品でもなんでもないし,調理場があれば業務用冷凍庫くらいは必要だろう.もし仮に,今まで使われていたテレビが10年くらい前のブラウン管テレビなら,遅かれ早かれ総入れ替えは必要なのだから液晶テレビの購入が無駄な投資とは思わないな.*2
屋根やセントラルヒーティング等の機材などの消耗品は最近すべて入れ替えられている。
http://remote.seesaa.net/article/50169917.html
メンテナンスをきちんとやっていくと年数が経っても住宅価値が変わらない・あがるというのが面白い。
そもそも当初の話では土地と建設費で286億という話だから,3億5千万と言っても2%にも満たない.年4〜50億の赤字と比較しても1割以下だ.*3売却については金額云々よりは,その内容が適切なものであったかを議論すべきであって,マスコミや鳩山の指摘はすごく的外れなんだよね.
それにIT業界にいれば,「一般競争入札」というのが,さほど公平でもなければ国民のためにも企業のためにもならないことは,嫌と言うほど経験しているし.
テレビ局支援策
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090218AT3S1800E18022009.html
http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/02/19/0240211
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1218044.html
地上デジタル放送が受信できるテレビやチューナーを購入した全世帯に一律2万円程度の支援金を配布する方向で検討に入った。
これのどこに透明性があるのだろう.
政府が無駄金を投資して,テレビ局にそこまで便宜をはかる必要は全くないと思う.どう考えてもそれは税金を投じるべき事業じゃないでしょ.むしろB-CASやコピーワンス/ダビング10廃止の方が効果があると思うよ.
*1:たとえばフローリングが流行ったのって,まだ20年かそこらじゃないかな.建物自他は数十年以上保つから,途中で一度や二度内装を変えてもそんなに不思議な話じゃない.
*2:特に今は不景気なので,大量購入となれば大幅な値引きも期待できる.老朽化している設備の入れ替えのチャンスと言えなくもない.
*3:ほんの1ヶ月売却が遅れただけで,このくらいの損失は簡単に出ちゃうよね.というか,今まさに出ている所?
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090117/stt0901171852006-n1.htm